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正智深谷高校、深谷の大慶堂、日本薬科大学が産学協同で薬膳スープ開発

就寝前に胃腸温か

薬膳スープで乾杯する正智深谷高校バスケットボール部員と波多智也選手(前列中央)=深谷市の正智深谷高校

 

 深谷市の大慶堂と正智深谷高校、伊奈町の日本薬科大学の産学で協同開発した「『OUCHIで薬膳』温活薬膳スープ」が完成した。同校で5日、同校卒業生でバスケットボールチーム「さいたまブロンコス」の波多智也選手(25)に薬膳スープを贈呈した。

 薬膳スープは学校と医療機関の連携プロジェクトで開発。同大学の体育館ではさいたまブロンコスが練習をしており、さまざまな縁で今回のプロジェクトがスタートした。

 薬膳には四季折々の旬の素材を取り入れ、体の不調を整える効果が期待されている。生徒と学生の意見を参考にしながら、スポーツ選手のリカバリー効果を期待した薬膳スープを商品化した。

 大慶堂は1913年創業。薬の調剤や漢方相談による処方、カフェ、訪問看護など、さまざまな角度から健康を支える活動をしている。

 「OUCHIで薬膳」(180㌘)は大慶堂のカフェで提供していたものを手軽に飲んでもらえるようにした。濃縮液で大さじ3杯分(約45㌘)を約180㍉㍑の熱いお湯に溶かして飲む。夜、お湯で胃腸を温めることで、翌朝の目覚めや動きも変わってくるという。ミネラルを多く含むかきの出汁、花椒、五香粉、ミカンの皮などが原材料。深谷市産西洋のネギ「リーキ」を使用しているのも特徴だ。一般販売は12月中を予定している。

 試飲した波多選手は「コンソメとカレーを合わせた味。寝る前に飲んで次の日のコンデションを整え、(チームの)みんなにも試してもらいたい」と話していた。

薬膳スープ「『OUCHIで薬膳』温活薬膳スープ」

 

=埼玉新聞2022年10月7日付け11面掲載=

 

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