大塚製薬大宮支店が講習
試験勉強や部活動に役立つ体調管理の講演を熱心に聞く生徒たち=さいたま市の県立浦和高校
大塚製薬大宮支店が県内の高校で展開している健康に関する出前授業が6月23日、さいたま市浦和区の県立浦和高校で行われ、各クラスの保健委員と各部活動代表者の生徒83人と教員10人が、体調管理をテーマとした「コンディショニング教育」を学んだ。
今回の講習は同校で毎年実施している「メディカル講習会」の一環で、同社ニュートラシューティカルズ事業部の作本昌士課長が「体調管理は自身の心がけ次第。体調管理の知識を習得して、勉強や部活動、学校行事などに生かしてほしい」と、コンディショニングについて説明した。
講習会は、日本薬科大学准教授で管理栄養士の今井菜美氏が、コンディショニングと免疫力の関係について講演した。今井氏は「より良いパフォーマンスを発揮するには免疫力を下げないこと」と指摘。「睡眠不足や食生活の偏り、ストレスなどが免疫力を低下させ、細菌やウイルスの侵入を招く」と注意を促した。
参加した保健委員長の谷口太陽さん(3年)は「毎日健康管理アプリに検温結果を入力して体調をチェックしているが、勉強疲れや寝不足、食事の偏りに注意したい」と話した。ラグビー部の沼沢玄大さん(3年)は「テスト勉強の疲れや試合に向けた体重の変化などでパフォーマンスが下がらないよう、免疫力低下に気をつけることを部員に伝え、意識して自己管理ができるようにしたい」と体調管理に意欲的だった。
作本課長は「本来は先生を通じて生徒に伝えてもらっているが、今回は直接生徒に聞いてもらえた。10代で学んだ健康づくりの基礎が、一生の体調管理に役立ててもらいたい」と話していた。
=埼玉新聞2023年7月4日付け10面掲載=
サイト内の県立浦和高校の基本情報は→こちら
学校の特徴 ~学校からのメッセージ~
東大をはじめとする難関大学に合格者を多数輩出する全国屈指の進学校。「尚文昌武(しょうぶんしょうぶ)」の理念のもと、質の高い授業や進路サポート体制で学習に集中するとともに、部活動にも熱心に取り組める環境がある。陸上競技、弓道、カヌー、ラグビー、囲碁将棋など全国大会に出場する部活多数。年間通して様々なスポーツ大会や行事がある。「知・徳・体」のバランスのとれた、真に将来有望な人材を輩出し続ける。
カテゴリー
よく読まれている記事