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火災報知器普及啓発ポスター採用ー白岡高校

完成したポスターと表彰状を手にする小柳郁弥さん=白岡市の白岡高校

 

 白岡市の県立白岡高校美術部1年の小柳郁弥(いくみ)さん(16)の描いたイラストが、埼玉東部消防組合(本部・久喜市)が製作する住宅用火災警報器普及啓発ポスターに採用された。完成したA2判のポスターは同組合管内の公共施設や事業所など約1500カ所に掲示される。
 イラストは、警報器を設置している家は住民が火災に気付いて避難し、設置していない家は逃げ遅れてしまうという明暗を二つの絵で表現した。美術部の部活動Tシャツを着た白岡高生が警報器をPRするなど、さりげなく母校をアピールする遊び心も。
 美術部は1、3年生計9人で、地元の白岡八幡神社で年末に大絵馬を奉納するなど地域活動にも熱心に取り組んでいる。今回は同組合からの依頼を受けて部員たちが1点ずつイラストを出品し、警報器の効果を分かりやすく示している点などを評価され、小柳さんの作品が選ばれた。
 功績をたたえ同組合から表彰された小柳さんは「火事の恐ろしさを伝えるため、炎が目立つよう配色にこだわった。ポスターを通じて少しでも警報器の設置が広がってもらえたら、うれしい」と話した。

 

=埼玉新聞2024年9月28日付け10面掲載=

 

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