埼玉新聞社 高校受験ナビ

熊谷工業高校建築科生徒が妻沼聖天山に縁結び六角形ベンチ製作

製作したベンチと協働事業に取り組んだ県立熊谷工業高校の生徒ら=熊谷市妻沼の妻沼聖天山歓喜院

 

 熊谷市妻沼の妻沼聖天山歓喜院で、県立熊谷工業高校(荻原康之校長)の建築科で学ぶ3年生7人が製作したベンチの引き渡し式が行われた。市が2014年に策定した景観まちづくりプランに基づき、市は同校と協働で20年度から、景観形成を目指す取り組みを実施している。
 式では、聖天山の鈴木英秀副院主(50)が「立派なベンチを奉納していただき、参拝者の喜ぶ笑顔が目に浮かぶ。大切に使いたい」とあいさつ。生徒によるコンセプト説明や、記念撮影も行った。
 ベンチは、課題研究授業の一環で製作。協働事業に参加する班に入った7人は、1学期に現地調査でイメージを膨らませ、2学期は木材加工や組み立てに取り組んだ。
 聖天山は縁結びの寺で知られていることから、円に近い六角形のベンチのほか、名物「妻沼のいなり寿司(ずし)」を食べられるよう座面脇に台やドリンクホルダーがあるベンチ、肘掛けを大きくして高齢者が立ち上がりやすくしたベンチを製作。縁起の良い虫とされるテントウムシの造形が、隠れた場所に付いている。班代表の水野紅羽(くれは)さん(18)は「集まって作業する時間をつくるのに苦労したが、想像通りのものができた」と胸を張った。

 

=埼玉新聞2025年1月29日付け11面掲載=

 

サイト内の熊谷工業高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ2024~

3学年になると工業系の就職を目的とした専門技術コース(専門科目重視)と4年生大学等への進学を目的とした4大進学コース(数学・物理・英語等の科目を重視)に分かれます。また工業に関わる知識と技術を学ぶべく、実験、実習等の体験的な学習に傾注しています。全科で情報化社会に対応できる技術者となるよう、情報処理技術の学習も行います。最新のCAD、マシニングセンタ、3Dプリンタ等もあり、最先端技術も学びます。

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP