熱い魂で伝統つなぐ
熊谷市大原の県立熊谷高校(加藤哲也校長、生徒数955人)で5月末、伝統行事の第47回40キロハイクが開催された。早朝、荒川河川敷に集合。夏日となったこの日、生徒らの体調も考慮し、通常は山越えをし上長瀞駅がゴールとなるが、半分の20㌔、寄居の鉢形城を目指した。
高下駄で歩き通した「應援團長」の小和瀬智史さん(18)は、「伝統行事を通し、熊高生らしく熱い魂で楽しく団結できました」と汗を拭った。1位は陸上競技部3年の細川陽介さんでタイムは1時間27分45秒だった。
加藤校長は、「実行委員会、道路使用許可を頂いた関係機関、大所帯が通行する沿道の方々への感謝の気持ちを胸にゴールを目指し、40キロハイクの伝統のバトンをしっかりつないでくれることを期待しています」とスタートのエールを送っていた。
PTA会長の大竹雅樹さん(54)は、「温暖化で年々、気温が上昇しています。全員が無事にゴールできるようサポートに努めました」と話していた。
=埼玉新聞 2023年6月14日付け11面掲載=
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学校の特徴 ~学校からのメッセージ~
「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」の精神を受け継いで128年、3万を超える卒業生は様々な分野で日本や世界のリーダーとして活躍。学力向上、進路希望の実現は言うに及ばず、先行き不透明な時代をたくましく生き抜くために不可欠な「人間力」の育成を目指す。活発な部活動、伝統ある学校行事を通して、心身ともに強靭でしなやかな生徒を育む。熊高ならではの彩り豊かな高校生活には、一生ものの友との出会いが待っている。
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