荒川河川敷をスタートした生徒ら(同校提供)
熊谷市大原の県立熊谷高校(加藤哲也校長、生徒数954人)で18日、伝統行事の第48回「40キロハイク」が開催された。コロナ禍で4年間、半分の20㌔に縮小しての開催が続き、40㌔での実施は5年ぶり。ゴール地点となった秩父鉄道上長瀞駅にたどり着いた生徒らは円陣を組んで校歌を熱唱した。
全校生徒らは早朝、荒川河川敷に集合。「お互い助け合い 、励まし合い、上長瀞の40キロハイクの記念碑を目指してほしい。29回生の先輩が始めた40キロハイクの伝統のバトンを、未来の熊高生につないでください」との、加藤校長からのエールを受けスタートした。
実行委員長の小林佑輝さん(16)は、「コースは3回下見した。伝統のバトンをつなぎたい」と熱を込め語った。1位は陸上競技部2年の若月廉さんでタイムは3時間20分53秒だった。
荻野あつみ教頭(43)は、「熊高生の頑張りは言うまでもないが、PTAの支援、沿道の方々の応援などがつらい道のりを後押ししたことは間違いありません」と話していた。
=埼玉新聞2024年5月29日付け11面掲載=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2024~
「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」の精神を受け継いで129年、3万を超える卒業生は様々な分野で日本や世界のリーダーとして活躍。学力向上、進路希望の実現は言うに及ばず、先行き不透明な時代をたくましく生き抜くために不可欠な「人間力」の育成を目指す。活発な部活動、伝統ある学校行事を通して、心身ともに強靭でしなやかな生徒を育む。熊高ならではの彩り豊かな高校生活には、一生ものの友との出会いが待っている。
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