
税の3原則について生徒たちに説明する講師(提供)
高校生に税の役割や重要性を認識してもらおうと、川越地区租税教育推進協議会(新保正俊会長)は、川越市の県立川越高校で特別授業「租税教室」を開催した。
教室は、税を考える週間(11月11~17日)に合わせて川越税務署管内9市町の小中高校で行っている巡回授業の一環。今回は川越高校OBの税理士西沢裕美さんらが講師となり、「財源調達や所得の再分配、経済安定化に資する税の役割」「国民の受益・負担」について学習した。
「公共」の授業として聴講した1年生約190人は、税の公平性を保つため社会保障制度にどう使われるべきかなどについて考えた。
成年年齢の引き下げで、18歳から親の同意がなくてもクレジットカードを作ったりローンも組めることから、住民税や所得税などの仕組みやお金の流れを中心に学習。生徒たちは「教科書よりも実践的で理解が深まった。税についてあまり考えてこなかったが、自分の将来にも関わることなので、これからはもっと考えるようにしたい」などと話していた。
=埼玉新聞2025年12月3日付け4面掲載=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~
創立126年目となる本校では、生徒全員が「志」を高く持ち、自己実現に向けて第一志望の大学に進学すべく勉強に励んでいます。部活動や生徒会活動も盛んで、特に「くすのき祭」と呼ばれる文化祭は有名です。
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