30回目の即売会
野菜の苗を販売する生徒たち=26日、熊谷市大原の県立熊谷農業高校
熊谷市大原の県立熊谷農業高校で26日、春の園芸即売会「熊農グリーンフェスティバル」が行われた。同フェスは毎年4月下旬に開催され、今回で第30回となる節目。
会場では、生徒たちが育てた野菜や花の苗、水耕栽培の農産物、飼育している乳牛から搾った牛乳で作る「熊農アイス」をはじめとした加工品などを安価で販売した。生徒と教職員、PTAのメンバーが運営と接客を担当。目的の品物を買い求めようと、午前9時の開始とともに大勢の来場客で行列ができた。
野菜の苗は、ナスやキュウリ、トマトなど約10種類を用意。2月ごろに種をまき、校内のハウスで丹精込めて栽培した。農場長を務める大谷俊晴教諭(52)は「学習成果の発表だけではなく、地域との交流を図る貴重な機会。生徒たちには接客や、質問に対する説明の方法を学んでほしい」と期待する。生物生産技術科3年生の新井涼介さん(17)は「たいへんな思いをして育てた苗なので、買ってもらえて良かった。おいしい野菜をたくさん実らせて食べてほしい」とほほ笑んだ。
=埼玉新聞2025年4月27日付け11面掲載=
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学校の特徴 ~学校からのメッセージ2024~
豊かな自然の中で、生徒たちが協力して「ものづくり」に励み、作る喜び、協力する喜び、完成する喜びを味わっています。部活動も運動部・文化部ともに盛んです。農業高校ならではの「農業クラブ活動」も活発に行っています。
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