笑顔でコミュニケーションを取る高校生と留学生=24日、坂戸市四日市場の県立坂戸西高校
坂戸市内で学ぶ高校生と留学生が互いを知ろうと、同市四日市場の県立坂戸西高校で24日、日本語学校の東亜国際外語学院(同市芦山町)との交流会が行われた。昨年に続き2回目の実施。同学院の学生が同高を訪れ、3年生の生徒たちと語り合った。
坂戸西高の生徒は、「地理B」の授業を選択する90人が出席。東亜国際外語学院からは、訪問を希望した6カ国、10~30代の学生14人が参加した。企画した同高の加藤一郎教諭(53)は「多文化共生を考えるテーマの仕上げとして、実際に留学生とのコミュニケーションを図ってほしかった」と狙いを挙げる。
生徒と学生が直接話せる時間を増やした。交流タイムが始まると、積極的に会話。教室はにぎやかな声や笑いに包まれた。山元雅之さん(18)は「バングラデシュの高校には、部活動がないとは知らなかった。国によって高校生活はかなり違う」と驚く。設楽光さん(18)は「タイの留学生と食文化の話が弾んだ。私も大学生になったら留学したい」と夢を膨らませる。
留学生にとっても、貴重な経験になったようだ。バングラデシュから来日したゴニ・オスマンさん(23)は「日本人がどのように勉強しているのか知ることができた」とほほ笑む。同学院教務主任の安達冬子さん(46)は「学生が年代の近い日本人と話せる機会は多くない。来年も続けられれば」と期待した。
=埼玉新聞2024年1月26日付け11面掲載=
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本校は開校45周年を迎えた普通科単位制高校である。単位制によって生徒一人ひとりの進路希望に合わせた講座選択が可能であり、生徒の自己実現に繋がっている。また授業だけではなく行事や部活動も大変盛んである。「日本一の体育祭」を掲げる体育祭は、保護者の方々が1000人以上見に来られる程の本校の目玉の一つとなっている。部活動では令和4年度陸上競技部と弓道部が全国大会へ、水泳部が関東大会へ出場するなど多方面で活躍を見せている。
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