県警鉄道警察隊が動画を作成
痴漢犯罪防止に関する動画を気軽に見てもらおうと、県警鉄道警察隊は「てっけい まなびタイム」と題した痴漢犯罪防止啓発動画を作成し12日、さいたま市西区西大宮3丁目の埼玉栄高校で「痴漢犯罪防止啓発動画視聴会」を開催した。
視聴会には同校の生徒10人が参加。動画リーフレットに記載された2次元コードを自身のスマートフォンで読み取り、視聴した。
動画は約10分。アニメーション仕様などで見やすくなっており「痴漢被害に遭わないための防止策」などを動画から知ることができる。
視聴会に参加した同校2年生佐藤結香さん(16)は「痴漢は私には関係ないことだと思っていたが、身近な犯罪だと知った。内容も緩いイラストなどで見やすかった」。同2年生鈴木晴翔さん(16)は「電車に乗ることが多いので止める勇気を持ちたい。妹やクラスの人にも動画を教えたい」と話した。
同隊によると昨年、同隊が把握した盗撮や痴漢などの相談件数は253件。うち高校生からの相談が121件で全体の約48%を占めていたという。
同隊の及川直美隊長は「女性だけでなく男性にも動画を見てもらって、この動画をきっかけに痴漢を許さない社会にしていきたい」と語った。
動画は県警公式ユーチューブチャンネルでも視聴可能となっている。
=埼玉新聞2022年4月15日付け10面掲載=
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