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県のまち歩き動画を作成ー妻沼高写真部

  田園都市づくり課は、仮想現実(VR)動画で県内の景観さんぽを体験する「サイタマ景観ちゃんねる」を開設している。パソコンやスマートフォンから見られる。1日現在、20本を公開し、うち2本を熊谷市の県立妻沼高校写真部が作成している。

妻沼高校写真部が作成したVR動画をアピールする部員=熊谷市の県立妻沼高校

 

◆埼玉県と深谷市から作成依頼 

同課は年に6~7回、歴史の道景観モデル8カ所を巡るまち歩きイベントを実施。2019年度は7回行い、計181人が参加している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が難しくなり、新たなまち歩きの方法としてVR動画を開設した。
 同市妻沼地区は景観モデルの一つで、同校写真部が全国公募展で優秀な成績を収めていることから県と同市で協力を依頼した。同部では新型コロナの感染防止のため、土、日曜日を使って当時の3年生坂口和磨さんと2年生針谷藍乃さんで撮影や編集を行った。同部顧問の月岡忠教諭(64)は「2人は嫌がらずに責任をもってやってくれた」と話す。
 動画は3分20秒の「妻沼聖天山」、2分22秒の「妻沼街並み案内」で2人で案内している。聖天山では本殿や仁王門などを映し、妻沼名物で人気の長いいなりずし「聖天寿司」も紹介している。街並み案内では、国登録有形文化財の坂田医院、「メヌマポマード」創始者で井田友平の生家の井田記念庭園などが画面から散策できる。
 針谷さんは「最初は大変だったけど、やっていくうちに楽しくなりました」と振り返った。VR動画は新たな動画を月1本以上、公開することにしている。

 

妻沼高校写真部が制作した「妻沼聖天山」は→こちら

            「妻沼街並み案内」は→こちら

=埼玉新聞2021年4月8日付け10面掲載=

 

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妻沼高校の基本情報は→こちら

 

 

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