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県スポーツ賞授与式 西武台高校陸上部に栄光旗

 県スポーツ協会と県が優秀な成績を収めた県ゆかりの団体や選手、スポーツの振興と発展に寄与した体育関係者らを表彰する2025年度の県スポーツ賞授与式が8日、さいたま市中央区のTHE MARK GRAND HOTEL(旧ラフレさいたま)で行われ、24団体436人に各賞が贈られた。
 特に優秀な成績を残した団体・選手を表彰する栄光旗は西武台高陸上競技部に贈られた。同校は昨年7月の高校総体で、県勢としては14年ぶりの女子総合優勝を果たした。
 栄光旗に順ずる成果を上げた団体や個人に贈られる栄光楯には1団体と個人7人を選出。昨年8月の全日本中学陸上選手権で、日本中学新記録を出して優勝した男子の久喜栗橋東中陸上部や、フェンシングの2025世界選手権で男子団体エペの優勝メンバーとなった浅海聖哉(長谷工コーポレーション)=上尾市出身、埼玉栄高出=らが受賞した。
 授賞式では、大野元裕県スポーツ協会会長のあいさつに続いて、功労賞、優秀選手賞、栄光賞、会長特別賞、奨励賞の代表者に賞状などが手渡された。そのほか、感謝状が6団体、5人に贈呈され、野口記念体育賞と押田体育賞の表彰も行われた。

 

栄光賞の受賞者と各賞代表者たち=8日午後、さいたま市中央区

 

14年ぶり快挙「感無量」

 栄誉ある栄光旗が贈られた西武台高陸上競技部の顧問・羽尾教諭は「感無量です」と一言、喜びをかみしめた。壇上で栄光旗を受け取った米川主将は「3年間の思い出が形あるずっと残るものになるのはうれしい」と笑顔を見せた。
 昨年7月の高校総体で、投てき種目で2人が優勝、2人が4位に入り、初の女子総合優勝を達成。県勢としては14年ぶりの快挙だった。円盤投げを制した近田は「今まで努力したこと、仲間と乗り越えたことがちゃんとできた」と胸を張った。
 同校に投てき種目の専用練習場がないため、普段は埼玉大学の練習場を借りている。毎日、羽尾教諭が運転する車で往復1時間かけて移動。「他校より練習時間が取れないから、量より質で攻めるしかない」(羽尾監督)と高い集中力で練習に励んでいる。
 羽尾教諭は同校一筋38年。的確な助言とサポートに徹する姿勢で、選手からの信頼が厚い。「勝ち負けじゃなくて、最後は胸張って卒業してくれるように、これからも支えていきたい」と前を向いた。

 

23歳のホープ 初優勝に貢献
フェンシング・浅海

 浅海は昨年7月のフェンシングの世界選手権に日本代表として出場し、男子団体エペで初優勝に貢献した。栄光楯を受け取り、「この埼玉県で生まれ育ったので、大変名誉ある賞を受賞することができてうれしい」と喜びを隠さなかった。
 大会では主にリザーブとして1回戦から準決勝までの4試合に出場。準々決勝の韓国戦ではトータルポイントをプラスで終え、大きく勝利を引き寄せた。23歳の若きホープは「次は個人戦でも出場したい」と意欲を燃やした。

 

勝負強い打撃とベテランの役割
ソフトボール・西田

 ソフトボールの西田は日本代表として挑んだ第12回ワールドゲームズ男子で主に代打として、勝負強い打撃で優勝に貢献した。栄光賞受賞に「びっくり。うそだと思った」と語った。
 秩父市出身の30歳。小学1年時にソフトボールを始め、秩父農工科高を経て国士舘大でプレーを続けた。これからも現役を続ける西田は「若い世代に頑張ってもらえるように、バトンタッチもしていきたい」と今後の県男子ソフト界のために、ベテランの役割を全うする。

 

男子400リレーで41秒80の新記録
久喜栗橋東中陸上部

 久喜栗橋東中陸上部は、昨年8月の全日本中学陸上選手権の男子400㍍リレーを日本中学新記録の41秒80で制し、栄光賞を受賞した。1走の笠原は「とにかくうれしい」と勢いよく話した。同大会は選手たちが自ら「41秒台を狙う」と宣言し、有言実行の優勝だった。
 チームカラーは「のびのび平常心、楽しくやろう」。全国の頂点を味わった4人全員が卒業後も競技を続ける。上田監督は「けがをしないで楽しく続けてもらえたら、うれしい」と新たなステップに向けてエールを送った。

 

=埼玉新聞2026年3月10日付け10面掲載=

 

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