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県内私立高校で入試解禁 感染防止、いざ本番

 県内の私立高校入試が解禁された22日、42校で入学選抜試験が実施され、多くの中学3年生が志願先の高校を受験した。
 さいたま市見沼区の栄東高校(田中淳子校長)では、第1回の単願および併願入試を実施。同校では新型コロナウイルス感染症が1月に増えることを予測して、昨年や一昨年同様、全ての受験生が通る本部前に検温のためのサーモグラフィーカメラを設置、各所にアルコール消毒液を設置するなど万全の対策を講じて約1200人の受験生を迎え入れた。

試験会場に向かう受験生や付き添いの保護者たち=22日午前8時過ぎ、さいたま市見沼区の栄東高校正門前

 

 同校では23日に第2回、25日に特待生選抜5科および3科の試験を実施するほか、コロナ等で欠席した受験生に対し、追試験を2月6日に行うという。
 同校の井上和明入試広報センター長は「今年も受験生の動きは早く学校説明会などは完全予約制・人数限定で行ったが、数分で埋まる状況だった。本校はどちらかというと併願率の高い学校だが、今年は単願の受験者も増加しており、近年は都内など県外からの受験生も増えている」と話していた。
 県学事課が14日に発表した県内私立高校入試応募状況(中間)は、全日制の私立高校47校で計1万4539人(前年度比4人憎、内部進学者除く)を募集。11日時点で5万9558人(同1528人減)の応募があった。

 

=埼玉新聞2023年1月23日付14面掲載=

 

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