小・中学生仕事体験ブースの様子=大宮ソニックシティ
専門高校生などによる日頃の学習の成果の発表と産業教育の振興を目的に、県教育委員会と県産業教育振興会は「第33回埼玉県産業教育フェア」を大宮ソニックシティで開催した。当日は農業・工業・商業・家庭・看護・福祉などのものづくり体験や、高校生が開発した商品・農産物等の販売を行った。
同フェアは専門高校などの生徒の技術力・創造性・課題解決力・コミュニケーション能力等の向上を図るとともに、産業教育の魅力と役割を広く紹介している。
本年度より、事前に企業の仕事内容を学んだ高校生が、小・中学生に仕事を教え、一緒に体験する「小・中学生仕事体験ブース」を設置した。プロバスケットボールチームのさいたまブロンコスや埼玉りそな銀行など、八つの体験教室を展開した。
帝国データバンク大宮支店の仕事を体験した県立深谷商業高校2年の女子生徒は「業務内容を小中学生にもわかるように説明をすることができた。また、業務を通じて、話を聞くことや受け答えの大切さを学ぶことができた」と笑顔を見せていた。
県教育局高校教育指導課の杉田和明課長は「多くの方にものづくりの大切さや、地域の産業を理解していただく貴重な場となった。地域産業の持続可能な成長を支えるためにも、引き続き産業教育の魅力を伝えていきたい」と話していた。
=埼玉新聞2023年11月20日付け10面掲載=
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