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県警山岳救助隊員から救助の心得学ぶー上尾高校ワンダーフォーゲル部

秩父署でクライミング訓練

県警山岳救助隊員(右)からクライミングの指導を受ける上尾高校生=16日午前、秩父署

 

 県立上尾高校(上尾市浅間台)のワンダーフォーゲル部員が15日から2日間、秩父署(秩父市上宮地町)を訪れ、山岳救助隊職場体験を行った。クライミング訓練や救命講習などを通して、県警山岳救助隊の仕事の魅力や安全登山の心得を学んだ。
 部員数約50人の大所帯で、登山やキャンプなどの野外活動を行っている同部は、昨年から秩父署員に救助・搬送方法などを教わり、部活動における事故防止や安全意識向上を図っている。
 16日は同校1、2年部員14人が参加した。山岳遭難者の救助に当たる隊員の業務説明を受けたあと、署内にあるボルダリング施設で、登攀(とうはん)・降下訓練に挑戦。部員は安全ベルトを装着し、慎重に足場を確認しながら高さ約13㍍の壁を登った。
 1年生部員の保泉百汰さん(16)は「クライミングは想像以上に腕の力が必要だった。救助隊員は訓練を相当積んで、メンタルを鍛えているのだと実感した」と語った。山田一輝さん(15)は「隊員の日頃の救助活動の大変さが分かった。単独登山を控えるなど、山岳事故防止の心がけを徹底したい」と話していた。

 

=埼玉新聞2025年11月19日付け15面掲載=

 

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「文武不岐(ぶんぶわかたず)」「自主自立(じしゅじりつ)」の校訓のもと、勉強や部活動、学校行事に全力で取り組む生徒が多い学校です。部活動では、陸上競技部やワンダーフォーゲル部がインターハイに2年連続出場するとともに、ソフトテニス部やバレーボール部等も関東大会に出場するなど、多くの部活動が活発に活動しています。また、国公立大学や難関私立大学に進学する生徒も増えつつあり、着実に進路実績が伸びています。

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