女子1500㍍ 松野(大宮)初優勝
女子400㍍ イレチュク(大宮東)制す
(第1日、22日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
男女計13種目の決勝などを行い、女子1500㍍で松野心春(大宮)が4分35秒75で栄冠に輝いた。
同400㍍は、イレチュクアマカミラ(大宮東)が57秒33で優勝し、男子5000㍍競歩は、佐藤生都(春日部東)が26分33秒98でタイトルを獲得した。
各種目の上位3位が関東大会(10月22、23日・神奈川)に出場する。
仲間へ届ける栄冠
女子1500㍍決勝 4分35秒75で優勝した大宮の松野心春(27)
女子1500㍍は、大宮の松野が4分35秒75で悲願の初優勝に輝いた。レース後、取材を受けることに驚いた様子を見せ、「優勝できると思わなかった。関東に行くことだけを目指していたから実感が湧かない」と新鮮な気持ちで語った。
仲間にささげる栄冠となった。400㍍を1分13秒で走ると、先頭に立って集団をリードする。残り400㍍になると後続の猛追を受けて苦しい展開になったが、残り200㍍付近で仲間の声援を耳にして熱が入った。「大宮高校は決して陸上が強いわけではない。朝から大変な思いで来て応援してくれる仲間を喜ばせたい」と力を振り絞って逃げ切った。
「レースプランはなかったけど、いつもより応援が力に変わった」とスタンドから支えてくれた友に感謝した。
反省点修正し快足披露
女子400㍍ 57秒33でタイトルを獲得した大宮東のイレチュクアマカミラ(左)
女子400㍍は、大宮東のイレチュクが57秒33の自己ベストで初の栄冠を手にした。「決勝では、58秒を切ることを目標にしていたから予定通りにいけた」とほほ笑んだ。
準決勝では足の回転数に反省点が残った。すぐに修正して臨んだ決勝では、「一番いいレースだった」と自身が納得するほどの快足を披露した。
目標の選手は、2学年上で今年のU20(20歳以下)日本選手権同種目で優勝した山内そよを挙げた。「目標を高く持って近づきたい」と先輩の背中を見据える。
理想のレース展開
男子競歩 佐藤(春日部東)V
男子5000㍍競歩 26分33秒98で優勝し、ガッツポーズをする春日部東の佐藤生都
男子5000㍍競歩は、春日部東の佐藤が26分33秒98で優勝。「レースプランがうまくいった」と残り2000㍍からスパートをかける理想の展開を披露した。
序盤は先頭集団に入ってついていき、虎視眈々(たんたん)と時を待った。狙いの距離を通過すると、一気に集団から抜けて先頭に。残り1000㍍になると後続を突き放し、「自己ベストは厳しいけど、それに一秒でも近づけるように」と己を奮い立たせた。「結果より順位を重視していたから良かった」と目標達成に満足の様子だ。
13秒台出したい
女子100㍍障害で優勝した清水望生(昌平)
「準決勝で14秒17の自己ベストを出したから決勝は、13秒台を出したかった。国体では3位以内を目指して、関東では南関東と混合になるから、北関東も負けていないところを見せたい」
1位でも悔しい
男子110㍍障害でタイトルを獲得した関竜生(ふじみ野)
「3台目から足がピクピクしてつりそうになって走りが乱れた。体力的にもきつかった。1位を狙っていたからうれしいけど、14秒台を目標にしていただけに悔しい」
高校で初めてV
男子棒高跳びで初の栄冠に輝いた長谷川史温(羽生一)
「高校での優勝が初めて。周りから期待してもらっている分、結果を残さないといけなかったから1位でうれしい。1ケ月後の関東大会で戦えるように準備したい」
=埼玉新聞2022年9月23日付け7面掲載=
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