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県高校新人大会 陸上 結果

【第1日】

女子やり投げ 須永(桶川)が優勝

男子400㍍ 渡辺(春日部)/女子1500㍍ 松浦(埼玉栄)頂点

(27日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 男女計13種目の決勝などを行い、女子やり投げは須永莉子(桶川)が46㍍09で初優勝した。同1500㍍は松浦銘玉(埼玉栄)が4分30秒45で初の栄冠に輝いた。男子400㍍は渡辺幸輝(春日部)が48秒86で初の頂点に立った。
 男女各種目の上位3位までが関東高校選抜新人大会(10月19、20日・栃木)の出場権を獲得する。

 

強肩に走力を追加

女子やり投げ 46㍍09で初優勝した桶川の須永莉子

 

 女子やり投げは、昨年の関東高校新人大会を制した須永が初優勝した。勢いのある助走からダイナミックなフォームで5投目に46㍍09をマーク。「45㍍以上という記録を意識していたので満足のいく内容で優勝できた」と喜んだ。
 6月の北関東大会は41㍍44で7位だった。大きな舞台で普段通りの力が発揮できず、「すごく悔しい経験をしてもっと練習しなければいけないと思った」と気持ちを入れ替えた。今夏は短距離走に力を入れ、持ち味の強肩に走力を追加した。
 最大の武器である肩の強さには小学1年から9年間取り組んだ野球が生きている。中学時代は投手、中堅手としてプレーした。高校に入ると「やり投げが似たようなフォームなので挑戦しやすかった」と競技を始め、すぐに頭角を現した。
 次は10月のU―18(18歳以下)ジュニアオリンピックで入賞を狙う。目標は5月の県高校総体でマークした47㍍87の自己記録。「今は肩とスピードだけで投げている。投球技術をつけて自己ベストの更新を目指したい」と伸びしろは十分だ。

 

満点レースで自己新

男子400㍍ 48秒86で初の頂点に立った春日部の渡辺幸輝

 

 男子400㍍は春日部の渡辺が48秒86の自己新で初優勝した。大外9レーンから好スタートを切ると他の追い上げを許さなかった。「走る前はレーンに不安があったが、自分の走りに集中できた。最後まで粘れて満点のレース」と胸を張った。
 小学6年から陸上を始めた。これまで100㍍を主戦場としたが、4月に400㍍に転向。高いスプリント能力を発揮して県の王者になった。「初めの300㍍が武器。48秒台を安定して出して関東の表彰台に立ちたい」と目標を掲げた。

 

マッチレース制す

女子1500㍍ 4分30秒45で初の栄冠に輝いた埼玉栄の松浦銘玉(13)

 

 女子1500㍍は1年松浦が4分30秒45で頂点に立った。「しっかりとレースを組み立てて優勝できたのでうれしい」と笑顔を見せた。序盤から同じ埼玉栄の斉藤と2人でレースを引っ張り、後続集団を突き放した。ラスト100㍍まで並走し、わずかに競り勝った。3位以下に9秒以上の差をつける完勝だった。
 本格的に取り組むのは800㍍。スピードを生かしてスタート直後から積極的に前に出たが「まだまだ課題は多い。来年のインターハイ出場に向けて頑張る」とさらなる飛躍を誓った。

 

ばねを生かせた
女子走り幅跳びで初優勝した横田琴子(昌平

 武器である踏み切り時のばねを生かして跳躍することができた。自己ベストを更新したが、5㍍80を目指していたので満足はしてない。普段通りに1本目から記録を狙えるように努力したい。

 

58㍍目標にしたい
男子ハンマー投げで初優勝した大谷内陵(川口工

 自己ベストを更新して優勝することができてうれしい。競技直前に握り方を変更して最後まで腕を振り切ることができた。関東大会は初めてだが、58㍍を目標にして頑張りたい。

 

【第2日】

女子棒高跳び 渡辺(大宮東)県高校新でV

(28日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 男女計10種目の決勝などを行い、女子棒高跳びは渡辺紗莱(大宮東)が3㍍86の県高校新、大会新で2連覇した。同400㍍リレーは伊奈学園(高橋、新井、遠山、田中)が45秒96の大会新で優勝した。男子100㍍は原田勇吹(早大本庄)が10秒83で初の頂点に立った。
 男女各種目の上位3位までが関東高校選抜新人大会(10月19、20日・栃木)の出場権を獲得する。

 

【最終日】

女子 川田(熊谷女)2冠

男子400㍍障害 酒井(狭山経済)制覇

(29日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 男女計16種目の決勝などを行い、女子400㍍障害で川田倫子(熊谷女)が1分2秒39で初優勝した。川田は同400㍍と合わせ2冠を手にした。同200㍍は新井美心(伊奈学園)が25秒05で連覇した。
 男子400㍍障害は酒井誠実(狭山経済)が53秒81で初優勝。同三段跳びは原口悠里(聖望学園)が14㍍32で、同やり投げは永沼龍人(川口市立)が59㍍19で初の頂点に立った。
 男女各種目の上位3位までが関東高校選抜新人大会(10月19、20日・栃木)の出場権を獲得する。

 

=埼玉新聞2024年9月28日付け6面、29日付け8面、30日付け7面掲載=

 

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