就労継続支援A型事業所「ビオトープ」(狭山市入間川)は2025年10月から、西武学園文理高校(同市柏原新田)野球部の硬式野球ボールの修繕作業を行っている。22日から3日間、計約30人の野球部員が事業所を訪れ、利用者と交流しながら作業に参加した。同事業所の秋葉靖志代表取締役は、「実際に自分が使ったボールを修復して、道具を大切にしてもらいたい。それを障害者と一緒にできるというのは、生徒にとっていい経験になるはず」と期待する。

修繕作業をしながら会話を弾ませる事業所の利用者と西武文理高校野球部員ら=22日午前、狭山市入間川
22日、午前8時半からの作業に野球部の選手やマネジャー5人が参加。ほつれた赤い糸を切り、新しい糸1本に針2本を通して縫い合わせた。利用者は「糸を引っ張るときは(縫い目の)山の方向に強めに」などと部員にアドバイス。部員はボールの硬い革に苦戦しながらも、笑顔で会話をしながら丁寧に作業を進めていた。
利用者の佐藤直優さん(17)は「糸の通し方や、最後の止め方がポイント」と話し、「高校生と作業して、実際に使っているという話を聞いて、直してよかったなと感じた」。大石知佐さん(38)は、「使っていたものをまた使えるように協力させてもらい、やりがいがある。『頑張ってね』という応援の気持ち」と、部員との作業を楽しんでいた。
硬式球は練習で糸がほつれたり破れたりすることも多いという。同部では破れた球はビニールテープで補強し、ネットに向けて打つ「ティーバッティング」に使うなど、場面を限定して使用していた。同事業所で補修されたボールは練習球として再び使用することができる。
作業に参加した町田颯吾さん(17)は、「皆さんとても明るくて、楽しく会話しながら作業ができた。自分たちでボールを直すことでより愛着が湧いて、大切に使おうと思えた」と語った。
=埼玉新聞2026年1月29日付け11面掲載=
サイト内の西武学園文理高校の基本情報は→こちら
学校の特徴~学校からのメッセージ2025~
西武学園文理高校は、一人ひとりの夢の実現のため、科目学習をはじめ開校からの伝統である英語教育・語学研修、PBL学習、ICT教育に力を注ぎ、国内外の難関大学への現役合格をサポートします。2024年より学校独自の学びである【ガチ・プロジェクト】をスタート。各分野のプロフェッショナルとともに10種のプロジェクト学習に取り組んでいます。施設も人工芝グラウンド1面、グラウンド5面、体育館2棟など広大なキャンパスで3年間、学問、スポーツに打ち込むことが可能です。
カテゴリー
よく読まれている記事