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秀明英光高で水球日本代表の壮行会

後輩を前に4人が決意

 上尾市の秀明英光高校で3日、今夏のパリ五輪に出場する水球男子日本代表で同校の卒業生でもある大川慶悟、足立聖弥、西村永遠、鈴木透生の壮行会が行われた。1038人の後輩たちに見守られた選手は、意気込みなどを話した。

 

生徒から花束を渡され笑顔を見せる(左から)西村、足立、大川、鈴木=3日午前、秀明英光高校

 

 同校は全国高校総体で過去4度の優勝を誇る水球の強豪校。現在は水泳部18人の中に12人の水球部門の生徒が在籍している。男女の代表が出場した2021年の東京五輪には12人の卒業生が水球日本代表として出場した。
 代表チームで主将を務める鈴木は「(母校の)体育館に来るのが高校を卒業して以来だった。がむしゃらに練習していた自分を思い出し、格好いい先輩の姿を見せたいと思った」と2大会連続出場となる大舞台に気を引き締めた。
 3大会連続出場の大川は「加藤先生と出会わなければ、オリンピックというステージに立てなかった。人との出会いは大切」と恩師への感謝の念を口にした。
 同じく3大会連続出場となる足立は「これまではいい結果を残せなかったので、今回はいい結果を報告したい」と気合を入れた。GKの西村は「初めてのオリンピックになるが、ベスト8を狙いたい」と目標を掲げた。
 高校時代の4人を指導した元水球部顧問の加藤英雄氏(現秀明学園総監督)は「彼らはこんな立派な体ではなく、小さく細く私に叱咤(しった)激励されながら練習をしていた。自慢の教え子たち」と当時を回想しながら目尻を下げた。
 壮行会後、水泳部の生徒たちから花束を贈られると、選手らは色紙にサインを書いて手渡した。同部3年生の塩沢虎鉄主将は「偉大な先輩方が来てくれたので気合が入った。再来週から大会が始まるので気を引き締めたい」と刺激を受けた様子だった。
 パリ五輪の水球は全12チームが参加。6カ国ずつに分かれた予選で日本はBグループに入り、7月28日に初戦のセルビア戦を迎える。

 

 

=埼玉新聞2024年6月4日付け1、6面掲載=

 

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秀明英光高等学校は生徒の理想や希望を実現する学校です。到達度別授業や週・月テストと段階的に学ぶスモールステップ学習で、個々の学力を伸ばします。安心して学校生活が送れるよう、教員は常に「目をかけ、手をかけ、声をかける」ことを心がけ、面倒見の良さで定評をいただいています。本校で充実した3年間をともに過ごしましょう。

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