徳栄 投打に盤石隙なし
浦学 経験豊富な投手陣
来春の第98回選抜高校野球大会出場校の選考材料となる第78回秋季関東高校野球大会(18~21、25、26日・山梨)の組み合わせ抽選会が9日、東京都内で行われ、出場15校の対戦相手が決まった。
秋季県大会で2年ぶり8度目の優勝を決め、16度目の秋季関東大会に挑む花咲徳栄は、19日の1回戦で法政二(神奈川2位)と対戦する(10時・山日YBS球場)。県大会準優勝で3年ぶり20度目出場の浦和学院は、18日の1回戦で下妻一(茨城2位)と顔を合わせる(12時30分・富士北麓公園野球場)。
花咲徳栄は6年ぶり6度目(新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された2020年の第92回大会を含む)、浦和学院は4年ぶり12度目の選抜大会出場を目指す。
抽選会に臨んだ花咲徳栄の本田新志主将(右)と浦和学院の蜂巣祥万主将=9日午後、東京都内
花咲徳栄
優勝へ覚悟にじむ
投打に盤石な県王者の花咲徳栄は初戦で法政二とぶつかる。強豪校がそろう神奈川を勝ち抜き、33年ぶりの関東大会へ駒を進めた勢いのある相手。主将の本田は「この大会でも優勝を目指す。自分たちの力を出し切りたい」と覚悟をにじませた。
県大会は関東大会出場を決める準決勝までの5試合に右腕黒川が先発。絶対的エースを軸に打撃陣もチーム打率3割3分5厘と結果を残した。本田は「試合を重ねてチームの成長を感じる。一つのアウトを大切にしたい」と気を引き締めた。
浦和学院
4年ぶり選抜狙う
4年ぶりの選抜大会出場を狙う浦和学院は下妻一との対戦が決まった。勝利すれば準々決勝で今夏の全国選手権4強の山梨学院が待ち構える。主将の蜂巣は「相手に関係なく一戦必勝。自分たちの野球を貫き、選抜につなげたい」と力を込めた。
今季は経験豊富な投手陣が強みとなる。県大会は全5試合を継投策で戦い抜いた。エース伊藤を筆頭に5投手で記録したチーム防御率は2・03と安定感は抜群。蜂巣は「投手中心に粘り強く戦う。組織力で勝ち上がりたい」と闘志を燃やした。
=埼玉新聞2025年10月10日付け7面掲載=
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