科学実験を通して小学生が温暖化を学ぶ
子どもたちに「科学する心」を育んでもらおうと、NPO法人NPUサイエンスアカデミアは5日、秩父市上町の県立秩父高校で「秩父サイエンスアカデミー」を開催。市内の小学4~6年生12人が科学実験を通して、森の働きや地球温暖化への理解を深めた。
科学実験で二酸化炭素の性質を調べる児童たち=5日午前、秩父市上町の県立秩父高校
サイエンスアカデミーは、日本薬科大学とNPO秩父百年の森協力の下、6年前から実施。毎年、科学に興味を持つ秩父地域の小学生が、秩父高校の科学部員と一緒に自然科学を研究し、ふるさとの森の魅力を再発見している。
前半は、秩父百年の森副理事長の島崎武重郎さん(71)と同大客員教授の野沢直美さん(74)が講義し、日本の木造文化や、地球温暖化のメカニズムなどを解説。後半に、二酸化炭素の濃度を調べる観察研究や、ペットボトルで雲を作る実験などを行った。
参加した市立影森小5年の江頭想太さん(10)は「実験を通して、二酸化炭素が空気より重いことを確認できた」、市立南小6年の桜井莉奈さん(11)は「地球温暖化の危機について、深く学べた」と話した。
=埼玉新聞2022年11月11日付け8面掲載=
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