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空手・小野、クライミング・猪鼻選手 国際大会3位を川越市長に報告

 国際大会で3位に輝いた空手の小野美和選手(49)とスポーツクライミングの猪鼻碧人選手(16)が、川越市元町の市役所を訪問し、川合善明市長に結果を報告した。市長は「重圧をはねのけてつかんだ立派な成績は素晴らしい」と祝福。「さらに上を目指し、これからも活躍してください」と激励した。

 

川合善明市長(中央)に国際大会3位の成績を報告した小野美和選手(右)と猪鼻碧人選手=川越市元町の市役所

 

 川越市内の道場「空手道琉拳會(りゅうけんかい)」で代表を務める小野選手は、指導の傍ら現役としても活動する。8月に沖縄県で開かれた第2回沖縄空手世界大会では、古武道成年Ⅱ女子棒の型で3位に入賞。2018年の第1回大会でも同種目に出場し、8強入りした小野選手は「次こそ優勝を」と誓う。
 埼玉栄高校時代や社会人チームでは、ソフトボール選手として活躍。31歳の時に空手を始めた。本業は看護師で、狭山市内の病院で働きながら競技にも打ち込む。小野選手は「これからは古武道の普及も図りたい」と掲げた。
 市立初雁中学校出身で、聖望学園高校2年生の猪鼻選手は、8月に米国で行われた世界ユース選手権でユースAリードの3位に食い込んだ。初の国際大会で表彰台に登り、「優勝したかったけれど、貴重な経験」と振り返る。
 幼い頃はサッカーをしていたが、小学校2年生からスポーツクライミングを開始。各地のクライミングジムなどで週4日練習し、遠方に出向く機会も多い。今後はシニアのワールドカップ(W杯)出場権の獲得を目指し、五輪の舞台を見据える。猪鼻選手は「オリンピックで金メダルを取りたい」と夢を語った。

 

=埼玉新聞2022年10月26日付け15面掲載=

 

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