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笛木醤油235周年で川越西高生提案の新商品開発

 川越市笠幡の県立川越西高校(金井信也校長)の3年生と川島町の笛木醤油(笛木吉五郎社長)は、りそなグループの「Loco Door(ロコドア)」(東京都江東区、水流勇雄社長)と共同し「地域の特産物を活用した笛木醤油の新商品や新事業を考える」ことなどをテーマにした取り組みを行っている。生徒の提案内容の中には商品化が検討されているものもあり、30日には生徒らを対象に試食を行う。

 

新商品へのアイデアを巡り川越西高校で行われた報告会(同高提供)

 

 地方創生や持続可能な社会の実現を目的とし、新商品の開発のほかにしょうゆの搾りかすの活用を考えることなどをテーマに据えた。同校の「総合的な探究の時間」を利用して、地方創生の事業を手がけるロコドアとともに進めてきた。
 2024年4月には笛木社長が、生徒に対し取り組んでほしい課題を提示。生徒はクラスごとに解決案の検討を始めた。7月の中間報告会などを経て12月、最終報告会を行った。
 1789年創業の笛木醤油は、生徒側のプレゼンテーションを受け、創業235周年記念事業の一つとして新商品や新事業の開発を手がけていく。
 商品化に向けて検討されているのが、生徒の提案による「バウムラスクアイス」。直径10㌢ほどのバウムクーヘンから作ったラスクに、しょうゆのパウダーを振ったチョコをかけ、カップの黒ごまアイスに添える。
 笛木醤油で作った試作品を同校に持ち入れ、生徒や教諭から感想や改善点などを聞くという。
 共同開発した商品は笛木醤油の直売店などで販売を検討するとしている。

 

=埼玉新聞 2025年1月29日付け11面掲載=

 

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