埼玉新聞社 高校受験ナビ

第107回全国高校野球【叡明だより】甲子園に向け本格練習

「一日でも長い夏に」

甲子園に向けて本格的な練習を再開したエース増渕(中央)ら叡明の選手たち=30日午前、叡明高校

 

 埼玉大会を初制覇した叡明は30日、甲子園に向けた本格的な練習を再開した。学校には甲子園出場の垂れ幕が掲げられ祝福ムードが漂っていた。中村要監督は「試合後は通知が600件以上あり、うれしかった。数日たち改めて優勝を実感する」と表情を和らげた。
 前々日、前日は軽めに調整した。この日は午前8時半から約4時間の練習。シートノックで守備の連係を確かめた後、フリー打撃を行った。主将の根本和真は「もっと声を出して、当たり前のレベルを上げなければいけない」と集中力を高めた。
 27日の決勝はチームスタイルを貫いた。約1万8千人が見守る大舞台を選手たちは笑顔で楽しんだ。投打で活躍した田口遼平は「特別な雰囲気でワクワクした。チームが3年間築き上げたものはとても強固だった」と自信をつけた様子だった。
 甲子園に向けて、登録選手の変更も行われた。新たにメンバー入りしたのは宇野龍輝右翼手(3年)と鍋島暖和捕手(3年)。鍋島は「つないでくれた仲間に感謝して恩返ししたい。スタンドの思いも背負って一日でも長い夏にしたい」と意気込んだ。
 8月1日に開幕試合が決まり、3日に組み合わせ抽選会が行われる。2日には甲子園練習が控え、夢舞台は目前に迫った。根本は「どんな相手にも自分たちの野球で向かっていく。野球はポテンシャルだけではないと示したい」と気合十分だ。

 

=埼玉新聞2025年7月31日付け7面掲載=

 

サイト内の叡明高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

2015年に校名を「叡明高等学校」に変更し、校舎を越谷レイクタウンへ移し、男女共学校として生まれ変わりました。地域連携では毎年越谷市の阿波踊りに参加したり、「自主自立」を掲げる校風のもと、生徒自身が各種行事へ参画し、企画運営を行ったりと、校内は常に活気に溢れています。

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP