巨大絵馬を制作した生徒ら=所沢市糀谷
所沢市三ケ島の県立芸術総合高校美術科の生徒が、来年のえと「巳」にちなんで白ヘビを描いた巨大絵馬を制作し、21日に同市糀谷の糀谷八幡宮に奉納された。絵馬は鳥居近くの参道横に設置され、初詣客ら参拝者を出迎える。
制作したのは1年生の有志12人。絵馬は縦1㍍84㌢、横2㍍79㌢で、和柄のうろこがデザインされた2匹の白ヘビや初日の出、松がペンキで描かれた。10月にデザインを決め、11月から約1カ月かけ、放課後や休日に集まって制作したという。
原画を描いた浅見さくらさん(16)は「描くときは平面なので、距離感や遠近感、全体のバランスを見るのが大変だった。ヘビを描くと怖くなることが多いが、柔らかく、安らいでいる感じにした」と説明。「新年に絵馬を見た人に元気になってもらいたい」と話した。
21日は拝殿内で奉納神前奉告祭が行われた後、絵馬がお披露目された。宮司の中義之さんは「心が洗われる素晴らしい絵。ヘビは脱皮して成長する縁起のいい生き物。代々続いていく取り組みにできれば」と話した。
=埼玉新聞2024年12月27日付け9面掲載=
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