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統合した秩父高校で開校・入学式/交通安全お守り配布 皆野高校生の思いを中学生が継承

世界で活躍する人材を

 秩父高校と皆野高校の学校統合により、本年度から新校として開校した県立秩父高校(秩父市上町、松本英和校長)の開校・入学式が8日、同校で行われた。入学生(約150人)と2、3年生(約350人)、保護者、県教育委員会や県議、秩父市と皆野町の職員、議員らが出席。地域に根差した教育活動とともに、国際理解や探究活動などを通じて国内外で活躍する人材を育てる秩父地域が誇る進学校として、新たな歴史がスタートした。

校長の前で誓いの言葉を述べる新入生=8日午後、県立秩父高校

 

 新校は普通科に加えて国際教養科を設置。探究活動は学年ごとに課題をステップアップさせ、地域の特色を生かした探究的な学びを推進していく。普通科は文系・理系に対応したカリキュラムで、大学、専門学校、就職など幅広い進路に対応。国際教養科は少人数での実践的な英語活動や海外文化の学びなどを通じ、国際的な視野を広げていく。
 開校・入学式のステージ上には、昨年度までの秩父高、皆野高の校旗と、新校の校章が掲げられ、学校の伝統と歴史を受け継ぎながら、新たな魅力を生み出す学校教育の重要性を出席者全員で共有した。
 3年の大平かなみさん(17)は「オーストラリアでの国際交流をきっかけに、この2年間で英会話が上達できた。残りの1年間は放送部の大会や受験勉強、生徒会活動などをしっかりとやり遂げ、笑顔で卒業したい」と話していた。
 国際教養科1年の小菅珠希さん(15)は「英語が好きなので、語学専門の科が秩父にできてうれしい。今後さまざまな国の人たちと交流を深めてみたい」。須崎紘人さん(15)は「新設というのに魅力を感じた。この3年間で英語がすらすら話せるようになりたい」と笑顔で語った。
 同校の教育活動を広く公開する催し、「CHICHIKO OPEN SCHООL」が5月9日に開催される。中学生、保護者、学校・塾関係者らが対象。同7日まで、同校ホームページで参加者を受け付けている。

 

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手作りのお守りをドライバーに配る皆野中学生=7日午後、皆野町の秩父やまなみ街道料金所前

 

 皆野町下田野の秩父やまなみ街道(国道140号皆野寄居有料道路)料金所前で7日、春の全国交通安全運動に合わせて、交通安全お守り配布キャンペーンが行われた。町立皆野中学校(板倉邦弘校長、生徒数205人)の生徒が、手作りのお守り150個をドライバーに手渡した。
 県道路公社皆野寄居有料道路管理事務所、秩父署、寄居署との地域連携の取り組みで、今年で12年目を迎えた。当初から県立皆野高校の生徒がお守り作りと配布を担当してきたが、同校は学校統合により3月末に閉校。今回から地元の中学生が皆野高校生の思いを引き継ぐことになった。
 3年生76人は、3月に県道路公社職員の指導を受けながら、ビーズを連ねたストラップ型のお守りを作製。この日は生徒会2、3年生5人が警察官誘導の下、初めて啓発品配布に挑戦した。「私たちがお守りを作りました。安全運転でお願いします」と、生徒ははきはきとした声かけで、ドライバーに注意喚起した。
 参加した3年の平空奈さん(14)は「皆野高校の方たちが長年続けてきた取り組みを、ここで終わらせるわけにはいかない。私たちでしっかりつないでいきたい」と話していた。

 

=埼玉新聞2026年4月10日付け9面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

令和8年度より、秩父高校と皆野高校が統合し、新たな「秩父高校」 が開校 。新校では従来の「普通科」に加えて「国際教養科」を設置し、生徒の多様な進路希望に応える教育を推進する 。 普通科は 総合進学・特別進学クラスを設置している。2年次から文系・理系に分かれ、30 以上の選択科目から自分に合った授業を選ぶ。 また R 5 年度からは「県立高校学際的な学び推進事業」の指定校となり、地元をテーマとした探究活動を推進している。

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