自転車もトマットね　交通事故防止呼び掛けー秩父農工科学高校

「しっかりトマットね」と買い物客に呼びかける秩父農工科学高校の生徒＝２３日午前、秩父市大野原のフーコット秩父店

　交通事故防止と自転車乗車中のヘルメット着用促進を呼び掛けようと、県立秩父農工科学高校の生徒が２３日、秩父市大野原のスーパーマーケット「フーコット秩父店」前で啓発キャンペーンを実施。トマトのプランターをブースに配置し、「自転車も、信号と一時停止を守ってトマット（止まって）ね」と買い物客に声がけした。
　キャンペーンは、秩父署と同校農業科野菜班の生徒が共同で企画。展示したトマトは、大玉の「麗月」と、中玉のシンディースイートで、生徒が４月から校内で育ててきた。生徒４人は、完熟の赤と完熟前の青トマトを示しながら、反射材などの啓発品を配布。市民らに自動車、自転車運転時の左右確認や一時停止の順守を呼びかけた。
　同校３年の栃原響さん（１７）は「自動車も自転車も歩行者も、お互いが気を使い合って事故のない街になってほしい」と話していた。

＝埼玉新聞２０２３年５月２４日付け１１面掲載＝

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