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英語ディベート大会 全国最多5度目のⅤ-市立浦和高校

予選も1位で通過

2年連続優勝

 さいたま市立浦和高校インターアクト部の生徒たちが、昨年12月に開催された「第16回全国高校生英語ディベート大会」(主催・全国高校ディベート連盟)で、2年連続の優勝を果たした。全国最多の5度目の栄冠となり、メンバーの6人は優勝の喜びや周囲のサポートへの感謝などを語った。

全国高校生英語ディベート大会で5度目の優勝を果たしたインターアクト部のメンバー=さいたま市浦和区の市立浦和高校

 

 今回は昨年12月18、19日、新型コロナウイルスの感染防止のためオンラインで行われた。各地区予選の優勝校と上位校計64校が出場し、同校は予選を1位で通過。藤島高校(福井県)との決勝を制して連覇を果たした。
 優勝メンバーは、いずれも2年生の本田沙渚さん(17)、青野美穂さん(17)、足羽美空さん(17)、小桧山紗永さん(17)、古川大さん(17)、岩本空さん(17)の6人。「日本政府は首都機能を東京の外に移転すべきである。是か非か」という論題について、約半年間の準備期間で、肯定側と否定側の両方の立場で議論を重ねてきた。
 足羽さんは「先輩や後輩、顧問の先生、家族など周りの支えがあってこその優勝」と感謝を述べた。立論を担当した古川さんは「膨大な情報をまとめ、どうすれば相手に伝わるかを意識し、話すスピードや声の高さ、強弱にも気を付けた」。
 相手の論に対して攻撃するアタックを担当した青野さんは「本やインターネットで調べるなど多くの時間を費やし、試行錯誤を重ねながら準備してきた」。大会の優秀ディベーターに選出された岩本さんは「ジャッジの人にもそれぞれの判断基準がある中で、どうやって勝つかを考えるのが面白い」と語った。
 本田さんは「自分の意見を表現できるようになった。英語が前よりも好きになった」。小檜山さんは「たくさんのことを学べた。将来は海外で働き、困っている人に手を差し伸べられるようになりたい」と力を込めた。
 同部顧問の浜野清澄教諭は「英語は努力すれば伸びる、練習すれば力が付くんだということを生徒たちが証明してくれた。とても誇らしく思う」と目を細めていた。

 

=埼玉新聞2022年1月26日付け10面掲載=

 

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