「蕨は本当の古里」
蕨市は同市出身の歌手・美月優さん(39)をPR大使に任命した。1日、蕨市役所で任命式が行われ、美月さんは新曲「望郷列車~ふるさとを訪ねて~」を歌った。
蕨市のマスコット「ワラビー」と「エンジェルわらぶー」を手に美月優さん(左)と頼高英雄市長=1日、蕨市役所
頼高英雄市長は「明るく元気で、人気の歌手。美月さんをPR大使に迎えたことは、明るいうれしい話題。さらに活躍していただくことが蕨市のPRになる。期待しています」と話した。
頼高市長から委嘱状や記念品を受け取った美月さんは「蕨は本当の古里で愛がある、もっと勉強してたくさんPRしていきたい」と話した。
美月さんは、川口市立芝南小、芝中、川口総合高校(現川口市立高校)を卒業。父の竹中優さんは蕨駅東口でレストラン「オオタニ」を経営していた。小さいころの遊び場は駅東口の商店街で、老舗の本屋やスーパーの屋上が懐かしいという。「街はあちこちで変わった。でも変わらないところもある。蕨駅も変わらないで立派。蕨が好きです」と話す。
高校卒業後、蕨駅西口のレコード店で開く新曲キャンペーンイベントを見るのが楽しみで、そのために道路の反対側の薬局でアルバイトをした。その後、3年間、OLとして新宿に通った。一方、歌手への勉強を続け、2008年、歌手としてデビューした。母は7年前に、父は2年前に他界した。
育ててくれた音楽事務所の縁で東日本大震災の後、津波被害の大きかった「さんりく・大船渡ふるさと大使」や千葉県鴨川市ふるさと大使を務めている。
=埼玉新聞2022年9月3日付け10面掲載=
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