地元ガイドが写真部案内
県立幸手桜高校(幸手市北、出井孝一校長)写真部のメンバー14人が、幸手の街の魅力を写真を通じて発見しようと地元観光ガイドの案内で市街地を散策し、思い思いの写真を撮影した。
新型コロナ感染拡大の影響を受け高校生活が制限される中、高校と地元商工会、幸手宿観光ガイドの会が連携し、企画が実現した。古くからの建造物が多く残る商店街。地元の魅力を伝えようと、高校生が街を練り歩き、写真を撮影した。
日光道中の宿場町の一つ、舟運や商業で栄えた幸手。この日は幸手宿の北端となる正福寺からガイドの会が生徒を引率しスタートした。生徒は約2時間半にわたり、街道沿いの商家や寺院を訪れ、地域の歴史を学んだ。
生徒は1819年創業旅館「朝萬(あさよろず)」や国登録有形文化財で「岸本家住宅」、現存するトロッコを使用する「永文商店」などを訪問。珍しい建物や史料を前に、写真を撮影した。
今後、生徒が撮影した写真は、地元の魅力発信のために活用するとしている。部長の石坂歩夢さん(16)は「毎日通っている幸手の街。知らないこと、普段見ることができない場所を紹介してもらいとてもうれしかった」と感想を述べた。
=埼玉新聞2021年12月24日付け12面掲載=
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