坂戸 4年ぶり竹灯の夕べ準備
地域住民らが企画する「坂戸竹灯の夕べ」の4年ぶり開催が決まり、坂戸市泉町の市環境学館いずみで26日、牛乳パックを使ったランタン作りが行われた。作業には町内や近隣の親子ら約30人が参加。今秋の祭りを彩る照明の準備が、本格的に始まった。
筑波大学付属坂戸高校の生徒(左)にアドバイスを受けながら、ランタンを作る子どもたち=26日、坂戸市泉町の市環境学館いずみ
夕べは2010年、地元の有志が中心となって開始。毎年春の恒例として、19年まで開かれた。だが、新型コロナウイルス感染拡大のため、20年から3年連続で中止。社会生活の正常化に伴って復活することになったが、主要メンバーの高齢化もあり、実行委員会を衣替えして再出発した。坂戸竹あかり実行委員会副会長の相馬直人さん(51)は「若い人にも関わってもらいたかったので、新年度が始まった直後ではなく、秋に行うことにした」と話す。
ランタン作りには、筑波大学付属坂戸高校の教諭と3年生の生徒ら5人も参加。子どもたちに教えた。製作に挑戦した小学校5年生の新口佳さん(11)は、「飾るのが楽しみ」と待ち焦がれる。母淳子さんは「十数年前に坂戸へ来たが、地域の人と知り合うきっかけになる」と喜ぶ。
相馬さんは「行事を通じて、まちの人の絆が強まればうれしい」と願った。夕べは10月8日午前10時~午後8時、高麗川沿いの泉町桜堤公園で開催。飲食の出店やステージ発表を行うほか、午後5時ごろから竹灯とランタン計約800個が点灯される。
=埼玉新聞2023年8月28日付け11面掲載=
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2023年4月、総合学科30期生が入学し、総合学科開設から30年が経ちました。普通教科と農業・工業・情報・課程・福祉・商業・国際などの多様な専門教科の中から、自身の興味関心や生き方に合わせて自分だけの時間割をつくって学習を進めていきます。また、3年間にわたる探究活動カリキュラムが充実しています。キーワードは主体性、多様性、協働、社会貢献など。普通科とは違った探究を軸にした3年間を君に。
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