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農家でキュウリ収穫ー花咲徳栄高校

 加須市のブランド野菜キュウリの収穫を通して食への関心を高めてもらおうと17日、市内の花咲徳栄高校・食育実践科の1年生80人が、同市水深地区のキュウリ農家3カ所で収穫体験を行った。生徒たちはキュウリを手に、「早く食べたい」と話していた。同校のキュウリ収穫体験は3年ぶり。24日には2年生78人が収穫体験を予定している。

 

キュウリの収穫体験を楽しむ花咲徳栄高校・食育実践科の1年生=17日午後、加須市水深地区

 

 収穫体験は同市と同校の連携事業の一環。JAほくさいの職員も立ち会った。キュウリ農家の瀬田利昭さん(55)方の700坪のキュウリ栽培施設では、広大さに圧倒された様子。ビニール袋を手に、思い思いに好みの大きさのキュウリを丁寧に収穫した。
 キュウリを手に、市村樹羅(じゅり)さんは「キュウリは、うちのおばあちゃんが家で栽培していたこともある。私も手伝ったことがある」と懐かしそう。「みそをつけて生で食べたい」と話した。
 小島大空(そら)さんは「キュウリ栽培の状況を見ることができて、よかった。キュウリは子どもの頃から食べている。シンプルに塩をつけて生で食べたい」と話していた。
 瀬田さんは親の代からのキュウリ農家。「施設で絶えずおいしいキュウリをつくる努力を続けている。高校生たちにはおいしく、たくさん食べてほしい。キュウリを引き立ててくれるような調理にも挑戦してほしい」と期待を寄せていた。

 

=埼玉新聞2023年1月19日付け11面掲載=

 

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