母校の思い出語る

同窓生らの前で母校の思い出を語る伊藤豊金融庁長官=3月28日午後、県立春日部高校
金融庁の伊藤豊長官(62)が3月28日、母校の県立春日部高校(春日部市)で講演した。野球に打ち込んだ青春時代や金融行政の抱える課題について語り、同窓生ら約150人が来場した。
伊藤長官は草加市出身。漫画「巨人の星」に感化されて野球を始めた。活躍していた先輩にあこがれ、野球をやるために春日部高校へ。「勉強そっちのけで野球にのめり込んだ」といい、進学先の東大でも続けた。講演では「ゴロは正面で捕れ」など当時教わった野球理論が現在とは異なる点に触れ、「もっと考えていれば、もう少しうまくなれたと思う」と振り返った。
東大卒業後は旧大蔵省に入省して主税局調査課長、金融庁監督局長などを経て、2025年7月、長官に就任した。金融の役割について「お金のあるところから知恵のあるところにお金を流し、経済を成立させる重要な仕事」と説明。暗号資産取引の活発化など環境が大きく変化する中、「AIとデジタルをどのように金融に組み込んでいくか、どういう制度を作っていくかを考えなければならない」と力を込めた。
講演会は、学校関係者や地域住民の親睦を深めてもらおうと、34回(1982年)卒業生でつくる実行委員会が特別開催した「春日部高校ホーム・カミングデー」で実施。伊藤長官ら各界で活躍する同窓生4人が登壇し、ライブ配信も行われた。
=埼玉新聞2026年4月3日付け11面掲載=
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夢が進化する第一幕、それが春日部高校。百二十六年を超える歴史と伝統を持つ男子校。校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を実践し、広く社会で活躍できるリーダーを育てる進学校。生徒が主体的に深く考え、アウトプットする力を身に付けることにも力を注いでいます。教科「情報」を含め大学入学共通テストの対策はもちろん、国公立大学や難関私大の個別入試や記述、論述問題に対応した授業を行っています。
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