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関東高校大会 フェンシング ラグビー ライフル射撃 結果

【フェンシング】

フルーレ女子 岩橘(和光国際)準優勝

男子 小林、宮崎(ともに埼玉栄)8強で敗退

(第1日、8日・新座市民総合体育館)
 男女フルーレ個人を行い、女子の岩橘英莉花(和光国際)は決勝で久保田未織乃(東京・東亜学園)に8―15で敗れ準優勝だった。男子は埼玉栄の小林橘平と宮崎陸翔がともに準々決勝で敗れた。

 

あと一歩に悔しさ

女子個人フルーレ決勝で和光国際の岩橘(左)が東亜学園の久保田を攻める

 

 あと一歩のところで初栄冠を逃した和光国際2年の岩橘は悔しい準優勝となった。決勝は序盤に4―3とリードを奪ったが、「相手は(劣勢の場面で)対応して戦術を切り替えてきた。私はリードを奪われてからそれができなかった」と敗因を挙げた。
 小学校1年の時に始めたフェンシング。初めは「正直、武器で相手を突く競技なので怖かった」と当時の印象を語った。それでも続けた理由は負けん気の強さ。「勝ちたい気持ちが強かった」と恐怖心を克服した。
 劣勢になると試合を諦めてしまうことを課題に挙げ、「負けに対する思いを捨て、これからのいいスタートにしたい」と今大会で得たものは大きい。次の目標となる全国高校総体へ向け「昨年はベスト8だったので今年は優勝を目指したい」とサウスポーは突き進む。

 

気合の声 自らを鼓舞

 埼玉栄の2年宮崎は、準々決勝で優勝した戸島(神奈川・法政二)と対戦。鋭い攻撃で食らい付いたが、及ばずベスト8敗退となった。「プレー開始後のところがうまくしのげなかった。相手が強かった」と完敗を認め大粒の汗を拭った。
 小柄な体のため基本的なプレーを徹底し、一瞬の速さからアタックを繰り出すのが武器。「声を出さないと勝てない」と1ポイントを奪うごとに雄たけびを上げ自らを鼓舞。課題と話すメンタル面を補うために気合を入れ続けた。

 

序盤の失点重く 組み立て崩れる

 ベスト8で昨年の王者と対峙(たいじ)した埼玉栄の小林橘はやる気に満ちていた。「気持ちは最初から入っていたし、連覇はさせたくなかった」と真っ向勝負で勝利を狙った。ところが、開始直後から5連続ポイントを奪われ、組み立ての形を崩された。
 結果的に8ポイントを返したが、序盤の得点差が重くのしかかり8強で姿を消した。準々決勝こそ持ち味が不発に終わったものの、「強みであるフットワークで粘り強く戦うことができた」と今大会を冷静に振り返った。

 

実力以上が出た

初出場で女子個人フルーレベスト16に進出した沢海(埼玉栄)

 物おじせずに攻撃することができたし、実力以上のものが出た。(16強では)相手のスピードが違った。もう少しアタックのスピードを速くしてポイントを取られないようにしたい。

 

【ラグビー】

G組 慶応志木決勝へ

(第1日、8日・熊谷ラグビー場)

 1都7県から28校が参加して開幕した。各組1回戦14試合を行い、A組の昌平は桐蔭学園(神奈川)に10―43で敗戦。C組の川越東は東海大相模(神奈川)に0―20で屈したほか、D組の熊谷工、F組の浦和も敗れ、3位決定戦に回った。G組の慶応志木は勝田工(茨城)を58―0で下し決勝に進んだ。

 

【ライフル射撃】

ビームライフル立射 深見(国際学院)制す

エアライフル立射団体 栄北に栄冠

(第1日、8日・長瀞射撃場)

 男子の個人と団体の計5種目を行い、県勢は2種目で頂点に立った。
 ビームライフル立射(60射)個人は深見蒼空(国際学院)が245・6点で優勝。エアライフル立射(60射)団体は栄北(稲村、萩原、渋谷)が1822・1点で栄冠に輝いた。

 

=埼玉新聞2024年6月9日付け11面掲載=

 

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