【ラグビー】
E組 本庄第一 初出場V
(最終日、8日・栃木県佐野市運動公園)
各4校で争うA~G組の決勝と3位決定戦を行い、県予選4位で関東初出場の本庄第一がE組の頂点に立った。本庄第一は東洋大牛久(茨城)から前後半で計6トライを奪い、34―0で快勝した。
同準優勝の川越東はC組決勝で東海大相模(神奈川)に17―48で敗北し、準優勝。同3位の熊谷工はD組決勝で早実(東京)に7―50で敗れた。県覇者の昌平はB組3位決定戦で明和県央(群馬)に35―12で勝利した。
春の集大成 攻守に奮闘
E組決勝 本庄第一―東洋大牛久 後半10分、本庄第一のCTB萩原(手前)がトライを決める=清酒開華スタジアム
県予選4位の本庄第一が関東で輝きを放った。初出場を感じさせない堂々たる戦いぶりでE組の頂点に立った。6トライ無失点の快勝に新井監督は「春の集大成を示すことができた。結果は選手たちの自信につながる」と納得の表情だった。
序盤から球際の強さで優位に運んだ。攻勢が続いた前半8分、相手の反則を受けてSO森がクイックスタート。「タッチに蹴ろうと考えたが、前を向いたらチャンスがあった」と22㍍ライン付近から自らボールを運び、先制のトライを決めた。
主導権を握ると自陣への侵入をほとんど許さなかった。力強いゲインと高精度の長短のキックでエリアを拡大。ピッチを大きく使った攻撃で相手を翻弄(ほんろう)した。森は「最後まで敵陣で戦うという強い意志が貫けた」と攻めの手を緩めなかった。
確かな手応えを得て、夏の強化期間に入る。今季はこれまで新人戦5位、関東予選4位と埼玉2強の牙城を崩せずにいる。しかし、主将の亀田は「この春は明らかな力を得た。花園出場の新たな歴史をつくりたい」とさらなる飛躍を誓った。
難敵から2トライ
C組決勝 東海大相模―川越東 後半22分、川越東のロック渡辺咲(右)とCTB菅谷(左)がタックルで突破を阻む=清酒開華スタジアム
川越東が春の成長を感じさせた。3月の全国高校選抜8強の難敵から2トライを挙げた。望月監督は「連戦になったが、戦う姿勢はよかった。秋につながる内容だった」と敗戦にも前向きだ。
前半はセットプレーで互角に渡り合った。3―12の同20分、菅谷からパスを受けたCTB谷川がトライ。「ディフェンスからしぶとく戦えた」と10―17で折り返した。後半開始早々に失点を許すと、防戦一方となった。
全国屈指の強豪と体をぶつけ、得た収穫は大きい。後半25分にトライのフランカー加賀崎は「積極的にタックルにいけた。フィジカル、体力をつけて必ず花園に出場する」と覚悟をにじませた。
敗戦糧に成長
熊谷工は強さ、速さ両面で太刀打ちできなかった。敵陣深くまで攻める場面も数度つくったが、得点は後半15分のペナルティートライ一つのみ。ゲーム主将のCTB冨田は「基礎的な部分が負けていた」と下を向いた。
接点の強さと連係面を課題に掲げた冨田。「技術ではなく戦う気持ちから見直して必ず秋にリベンジしたい」と敗戦を糧に成長を遂げる。
底上げできている
昌平のフランカー宮元主将の話
自分たちから先制点を取りに行き、いい流れを持ってこられた。一人一人が個の力を付け、少しずつチーム力が底上げできていると感じる。一人一人がチームのために走って体を張って、全国に出ても戦えるチームに成長していきたい。秋も必ず埼玉で優勝する。
【バドミントン】
埼玉栄男女で頂点
(7、8日・ALSOKぐんまアリーナ)
男女の団体を行い、埼玉栄が男女で頂点に立った。優勝は男子が7年連続21度目。女子が3年連続21度目。
男子の埼玉栄は決勝で茗渓学園(茨城)に2―0で快勝。埼玉栄は、花井和紀・前田寛仁組、牧野凌久・遠藤淳生組がそれぞれ2―0で勝利して、ダブルスで2ゲームを制した。
女子の埼玉栄は決勝までの全5試合で1ゲームも与えることなく優勝した。淑徳巣鴨(東京)との決勝は榎本紗楓・八嶋未来組がダブルスを制し、阿部果凜がシングルスに勝利した。
【ライフル射撃】
男子AR個人 鈴木(栄北)が優勝
女子BR団体 国際学院に栄冠
(7、8日・神奈川県伊勢原射撃場)
男女の個人と団体の計10種目を行い、県勢は6種目で頂点に立った。
男子エアライフル立射(60射)個人は鈴木隼人(栄北)が243・1点で栄冠に輝いた。同団体は栄北(田中歩、布施海翔、鈴木隼人)が1810・0点で優勝。同ビームライフル立射(60射)個人は隈部悠仁(栄北)が247・8点で制し、同団体は国際学院(佐々木碧已、関壮一郎、竹内大樹)が優勝を飾った。
女子ビームライフル立射(60射)個人は沢山結菜(栄北)が250・0点で栄冠をつかんだ。同団体は国際学院(高岡柚子、志摩茉莉亜、杉山怜)が1867・3点で頂点に立った。
【ホッケー】
男子 飯能が準優勝
(7、8日・飯能市阿須ホッケー場ほか)
男女の決勝までを行い、県勢は男女ともに飯能が出場し男子は準決勝で大原(千葉)を1―1からのシュートアウト戦で退けた。決勝は今市(栃木)に0―4で敗れて準優勝だった。
女子は初戦の準決勝で巨摩(山梨)に0―3で敗れた。全国総体出場権獲得戦は大原(千葉)と争い、1―1からのシュートアウト戦で惜敗した。
男子の飯能は全国高校選手権(8月2~6日・鳥取)に出場する。
【ソフトボール】
男子 熊谷工が3位
光明学園相模原に敗退
(1、2日・東京都江戸川区臨海球技場ほか)
男女の決勝までを行い、県勢は男子の熊谷工が3位に入った。熊谷工は1回戦、準々決勝をともに五回コールドで快勝した。準決勝は光明学園相模原(神奈川)と対戦し、2―6で敗れた。
=埼玉新聞2025年6月10日付け6面、5日付け6面掲載=
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