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関東高校新人ラグビー8日開幕 選抜出場へ16校熱戦

 ラグビーの第25回関東高校新人大会は8日、山梨県の御勅使南公園で1都7県の代表16校が参加して開幕する。決勝は16日に神奈川県の県立スポーツセンターで行われる(13時)。県勢は県高校新人大会を2連覇し、3年連続8度目出場の昌平が東海大浦安(千葉)と、同準優勝で4年連続6度目出場の川越東が流通経大柏(千葉)とそれぞれ争う。

 

昌平

全国経験し成長の要

力強いタックルとボールキャリーでけん引する昌平のプロップ川端

 

 今大会は第26回全国高校選抜大会(3月23、25、27、29、31日・熊谷ラグビー場ほか)の選考材料となる。本年度の関東の出場枠は6枠。昌平は開催県枠で既に出場を決めている。川越東は6位以内なら自動的に、7位以下でも昌平が6位以内に入れば開催県枠で出場できる。
 埼玉1位の昌平は初戦の1回戦で千葉2位の東海大浦安と顔合わせ。船戸監督は「負けちゃいけないというプライドを持てるかどうか。(全国大会に)自力で行きたいが失うものはないのでチャレンジしたい」とまずは6位以内を目指す。
 プロップ川端、CTB宮本、堀内ら今冬の全国高校大会の経験者がアタックの要。ランスキルの高い宮本や快足の堀内に良い形で回せるか、新メンバーの動きが鍵を握る。SH佐藤が素早いパス出しでテンポを上げ、フランカーの宮元主将、ナンバー8但木らFW陣がもう一歩踏ん張り推進力を高めて臨みたい。

 

川越東

独走トライ狙う快足

チーム一の快足でゲインラインを押し上げる川越東のWTB吉田

 埼玉2位の川越東は1回戦で千葉1位の流通経大柏と対戦。「強豪校だが自分たちに矢印を向けどこまで通用するか戦いたい。生徒たちも良いチャレンジができそう」と望月監督。現時点の立ち位置を知るには十分すぎる相手だ。
 県大会では機動力ある守備が光り、ダブルタックルを確実に決めては相手を押し戻した。FWだけでなくWTB吉田、FB岡部らバックス陣のタックルも強烈。新チームが力を入れる攻撃面は体が強いプロップ竹山、フッカー佐々木大、SO菅谷の突破力や独走トライが狙えるWTB飯野主将の足に期待がかかる。
 また15、16日には神奈川県の県立スポーツセンターなどで都県対抗戦を実施する。Aグループの埼玉は16日、3連覇を懸け東京と争う(10時30分・神奈川県立スポーツセンター)。

 

=埼玉新聞2025年2月6日付け7面掲載=

 

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