本庄第一 初の関東へ
熊谷工、昌平、川越東も出場
(第3日、27日・熊谷ラグビー場)
準々決勝4試合を行い、本庄第一、熊谷工、昌平、川越東がそれぞれ勝って準決勝に進出した。ベスト4の各校は関東高校大会(6月6~8日・栃木)の出場権を獲得するとともに、今秋の第105回全国高校埼玉大会のAシード(第1~4)となる。
本庄第一は熊谷に17―12で競り勝ち、初の4強入り。熊谷工は慶応志木を31―7で下した。県高校新人大会優勝の昌平は伊奈学園に85―13で大勝し、同準優勝の川越東は浦和を34―17で退けた。
準決勝は5月4日、熊谷ラグビー場Bグラウンドで熊谷工―川越東、昌平―本庄第一のカードで実施される。
上級生と若い力融合
本庄第一―熊谷 試合終了のホイッスルで勝利が決まり、喜ぶ本庄第一の選手たち
上級生と若い力が融合し、接戦を制した本庄第一が関東大会初出場を決めた。就任5年目の新井監督は「やってきたことを信じ、それをやり続けた結果がきょうの勝利」と目尻を下げた。
1年生で先発メンバーのSH矢野とWTB猿橋がともにトライを挙げ勢いを呼び、3年生を中心とするFW陣は自陣ゴールライン際の攻防で奮闘。最後はピンチを耐え抜き、歓喜のホイッスルを迎えた。主将の亀田は「関東初出場という新しい歴史をつくれたことを誇りに思う」と胸を張った。
効果的に4トライ
熊谷工―慶応志木 後半28分、熊谷工のフランカー加藤(中央下)がトライを決める
効果的な4トライで熊谷工が危なげない試合運びを見せた。風下の前半に2トライを奪い、相手の反撃も1本にとどめた。橋本監督は「彼らのきょうにかけるエネルギーが前半に出た」と戦いぶりを評価した。
FW戦でも果敢に攻めた。後半28分、ゴール前の好位置でペナルティーを獲得すると、ラックからフランカー加藤が飛び込みトライ。「前へ」の意識を体現した。準決勝は川越東と争う。主将の林蒼は「新人戦で負けた相手なので、リベンジしたい」と闘志を燃やした。
=埼玉新聞2025年4月28日付け7面掲載=
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