通行人に、闇バイト加担防止をテーマにデザインしたクリアファイルなどを配る県立所沢北高校美術部の安保祐輔部長(左)=26日午後、西武鉄道所沢駅前
若者に「闇バイト」に加担する危険性や、加担してしまった際の警察への対応を周知しようと、県警などは9月26日、関係団体と西武所沢駅でキャンペーンを行った。
キャンペーンに参加したのは県警少年課、生活安全総務課に加えて県立所沢北高校の美術部員など約50人。同部は「簡単な仕事は犯罪」とのメッセージを添えたポスターや、札束を模して「簡単な仕事」「犯罪」と警告するアート作品などを製作。通行人に作品のデザインを使用したクリアファイルやチラシなどの啓発品を配布しながら、大きな声で闇バイトの危険性を訴えた。
デザインを製作した同校美術部の1年渡辺惺七紀さん(16)は「甘い言葉の面とその裏に隠れた面がある、闇バイトを表した。目の前にとらわれないことが大事だと思う」と話し、部長で2年生の安保祐輔さん(16)は「改めて気を付けようと緊張感をもった。闇バイトに応募しようとしている人が、周りにいたら止めることができれば」と語った。
同日には、同部への闇バイト加担防止サポーターの委嘱式や、闇バイトの短時間教養講座なども行われた。県警少年課少年サポートセンターの浦住健一所長は「今回のキャンペーンだけではなく、被害者や加害者にならないよう、周りの人にも闇バイトの危険性を伝えてほしい」と呼びかけた。
=埼玉新聞 2025年10月5日付け11面掲載=
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