電気工作物の保安と安全学ぶー進修館高校

　行田市の県立進修館高校で１０日、関東電気保安協会埼玉事業本部（さいたま市中央区）職員による出前授業「電気安全教室」が行われた。同校電気システム科２年生生徒らが電気工作物の保安と安全を学んだ。

関東電気保安協会埼玉事業本部による出前授業＝１０日、行田市の進修館高校

　授業では講義や実験、電気工作物の各種試験や測定の実習が行われた。同団体の職員で同校の卒業生も講師となって指導。進路を控える生徒らは将来の職業選択を見据えながら授業に参加していた。現在、電気工事業界への就職を目指しているという同科２年の大門昴輝（こうき）さん（１７）は卒業生の活躍に、「自分も先輩のような技術者になれるかな」と不安と憧れと口にし、今後は「第１種電気工事士の資格取得にも励んでいきたい」と笑顔で話していた。
　同協会では県内の工業高校や小学校、児童館などで出前授業を実施している。滝田昌直広報担当課長は「今日の授業が皆さんにとって進路の道しるべになれたら、うれしい」と述べた。

＝埼玉新聞２０２３年２月１５日付け１１面掲載＝