高大連携に関する協定を締結した皆野高の浅見和義校長(左)と西武文理大の八巻和彦学長=6日、県立皆野高校
県立皆野高校(皆野町)と西武文理大学(狭山市)は6日、高大連携に関する協定を締結した。今後、皆野高商業科の「観光ビジネス」の授業に、西武文理大サービス経営学部が参画し、生徒、学生らが協働で皆野・長瀞町を題材にした観光ツアープランを作成していく。
皆野高と西武文理大は、秩父地域の企業を取材して交流サイト(SNS)で情報発信する「ちちぶアンバサダー」の地域活性化イベントを通して2022年から交流が始まった。今回の協定は、来年4月に学校統合が決まっている皆野高の最終年度を盛り上げる目的で結ばれた。
皆野高3年26人は今月から、「皆野・長瀞観光ツアープロジェクト」のプランを班ごとに作成。7月にプレゼン大会を実施後、採用プランの準備を進め、12月に実際に客を呼び込んでツアーを開催する予定。ツアー実現に向けて、西武文理大の岩瀬忠篤特任教授と学生は、生徒にアドバイスを行っていく。
協定の締結式は皆野高校で行われ、同校の浅見和義校長と西武文理大の八巻和彦学長が署名した。浅見校長は「1年だけのたった一つの取り組みに力を貸していただき感謝したい」とあいさつ。八巻学長は「ファイナルイヤーを華々しく締めくくりたいという生徒や校長の熱い思いに、全力で応えていきたい」と話していた。
=埼玉新聞2025年6月13日付け9面掲載=
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