高校生が中学生に野球の楽しさを伝える「第29回彩の国野球フェスティバル」(県高野連主催、埼玉新聞社など後援)が14日、県営大宮球場で行われ、36人の高校生と約200人の軟式野球部に所属する中学生が共に練習を楽しんだ。
同イベントは高校野球の指導者・選手による指導の下、中学生が野球技術や意欲の向上を図り、フェアプレーの精神を培うことが目的。また中高の指導者・選手相互の親睦を図り県全体のレベルアップにつなげることを狙いとしている。
指導役は、今夏の選手権埼玉大会8強の優秀選手らが務めた。プロ野球のドラフト会議で巨人1位指名の石塚裕惺内野手(花咲徳栄)、同育成5位の西川歩投手(山村学園)、埼玉西武育成1位の冨士大和投手(大宮東)、オリックス育成3位の上原堆我投手(花咲徳栄)も参加した。
高校生はそれぞれに意図を持ち熱心に指導。石塚選手は「成長させてくれた埼玉の高校野球への恩返しの気持ちで臨んだ。中高生は伸びる時期。悔いのないようにやってもらいたい」と打撃練習で一人一人のスイングを見て丁寧に助言した。
中学生たちは真剣な表情でけん制の仕方や、体づくりの方法などを次々に質問。筋力トレーニングに積極的に取り組んだ上尾大石中1年の奥村幹太さんは「いつもは教わることができないことを教わって大きな経験になった」と目を輝かせた。
県高野連の神谷進専務理事は「教えてもらった子たちには学校や地域に戻って良い影響を与えてもらい、野球の活性化につながってくれたらうれしい」と相乗効果を期待した。
上尾の小野麟太朗捕手が中学生たちに打撃フォームを教える
=埼玉新聞2024年11月15日付け1、11面掲載=
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