最先端科学を身近に感じて
「紙飛行機生産ゲーム」などのプログラムを通して、シミュレーションの力を体験する高校生=坂戸市の城西大学
最先端科学をもっと身近に感じてもらいたいと、日本学術振興会が最先端の研究成果に助成を行う、科研費(科学研究費助成事業)の「ひらめき☆ときめきサイエンス・ようこそ大学の研究室へ」が坂戸市の城西大学で行われた。高校生40人が受講し、人工知能(AI)などの可能性を学んだ。
現代政策学部の酒井宏平助教研究室では、社会シミュレーションの理解を深めるための講義や、トランプを使用した「異文化体験ゲーム」、「紙飛行機生産ゲーム」などのプログラムを通して、シミュレーションの力を体験し社会の仕組みを楽しく学んだ。
また経営学部の栗田るみ子特任教授研究室では、人工知能(AI)がアンケートの活字をどのように変化させるのかPCを使い実験を行った。
参加者はデータをポジティブ、ネガティブの感情として識別したり、共通テーマに分けたりする作業を通じ理解を深めた。
参加した東京成徳大深谷高2年の鈴木瑠生さんは、「AIについて技術面や法律面などいろいろな観点から学ぶことができた」。深谷商業高3年の藤城幸蔵さんは「20年後AIは現在の大半の仕事を行うようになるのではないか。今後人間はAIとどのように関わればいいのか」と関心を高めていた。
=埼玉新聞2024年9月21日付け11面掲載=
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