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高校総合文化祭囲碁部門 埼玉が団体戦制す

男子個人 内藤さん(浦和1年)優勝

 第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭2025)囲碁部門の大会が26、27両日、香川県まんのう町のスポーツセンターまんのうで開催され、埼玉県代表は団体戦(渡辺彩登さん=大宮1年、岩崎晴都さん=特別支援学校塙保己一学園2年、佐藤美空さん=同)と男子個人戦の内藤陸斗さん(浦和1年)がダブル優勝の快挙を達成した。

 

団体戦優勝のメンバー。左から佐藤さん、渡辺さん、岩崎さん=27日午後、香川県まんのう町(埼玉県学校囲碁連盟提供)

 

 団体戦は3人(1人以上女性を含む)の県選抜チームで戦う。主将の渡辺さんは春の高校選抜大会の優勝者、副将の岩崎さんは昨年3月のボンド杯全国3位、3将の佐藤さんは昨年の高校選手権8強という実力者ぞろい。視覚障害のある岩崎さんと佐藤さんは視覚障害者用に開発された「アイゴ」というはめ込み式の碁盤で対戦した。
 初日は昨年優勝の兵庫、京都(最終順位は2位)、熊本(同3位)という有力チームを退けて4連勝。サバイバルレースとなった2日目は5回戦で東京(同7位)との全勝対決を制し、最終戦は愛知(同6位)を破って完全優勝を決めた。
 副将として6連勝し優勝に貢献した岩崎さんは「みんなで力を合わせて優勝できたのがうれしい。高校の試合で初めて県外に出て、元院生の仲間をはじめたくさんの人たちと交流できたのもいい思い出になりました」と語った。

 

男子個人戦で優勝した内藤陸斗さん=27日午後、香川県まんのう町(埼玉県学校囲碁連盟提供)

 

 男子個人戦の内藤さんは1年生ながら、今年3月のジュニア本因坊優勝の勢いそのままに6連勝で優勝を決めた。勝利した相手には昨年の本大会の優勝者、昨年の高校選手権の準優勝者といった実力者も含まれていた。内藤さんは「ひたすら強くなりたいという思いで、負けて何度も泣いてきたかいがあって優勝できてうれしい」と喜びを語った。
 内藤さんは来月から始まるプロ試験にチャレンジするため、8月4日から開催される全国高校選手権の出場は辞退した。女子個人戦に出場した沢田梛子さん(栄東3年)は3勝3敗で18位だった。

 

=埼玉新聞2025年7月30日付け14面掲載=

 

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