県内4校で監督や部長を歴任
「教え子たちに感謝」
第104回全国高校野球選手権大会は15日、高校野球の発展や選手の育成に貢献した指導者に贈られる育成功労賞の表彰が行われ、埼玉から越谷西の沢田勉氏が受賞した。
沢田氏は岩槻など計4校で監督や部長を歴任。草加南では敷地内に練習環境がない中、総合運動場を利用し、少ない練習時間で1991年の春季県大会で16強入り。越ヶ谷では練習内容や時間を工夫し、2009年の春季県大会で当時34年ぶりのベスト8進出と結果を残した。
36年間の指導を振り返り、「監督はいろいろな失敗を通して指導力が身に付いていくもので、生徒たちの悔しい気持ちなど、さまざまな思いを礎にして指導させてもらっている。だからこそ、生徒一人一人に真摯(しんし)に、真剣に向き合うことが大切だと改めて実感しています」と語った。
高校野球の夢舞台である甲子園で受賞し、「長きにわたり高校野球に携わることができたことは、自分の人生においてとても幸せなことです。私の拙い指導の下、頑張ってくれた教え子たちには感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。
=埼玉新聞2022年8月16日付け7面掲載=
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