精密な操作と高度な技術でキャリアロボット部門で優勝した進修館高校「勘弁してね!」の選手=24日午後、鴻巣市糠田の関東工業自動車大学校
第25回埼玉県高校生ロボットコンテストと第34回全国産業教育フェア埼玉県工業高校生アイデアロボットコンテスト(テレビ埼玉など主催)が24日、鴻巣市糠田の関東工業自動車大学校で開かれた。
コンテストは2部門で行われ、5校21チームが参加した。キャリアロボット部門では進修館高校の「勘弁してね!」チームが7年連続12度目の優勝を飾り、準優勝の三郷工業技術高校「大和」チームと共に10月に栃木県で行われる全国大会への切符を手にした。
今年の課題は全国大会の会場の栃木県にちなんで、日光東照宮の五重塔、いろは坂などをイメージしており、選手らはメガホンを棒に通したり、バドミントンのシャトルを飛ばして、箱に入れるなど真剣な表情で競技を進めた。進修館高校監督の小山光教諭(51)は「前半の午前はトラブルがあったが、お昼休みに修復することができた。シャトルが3本中、2本箱に入り練習してきた成果が出た」と生徒をたたえた。
「勘弁してね!」チームの部長の西尾陽恭さん(17)は「後半の午後は、棒にメガホンを五つ入れたが倒れそうになり苦しかった。それでも、何とか持ちこたえた。この勢いもあって、シャトルをうまく箱に入れることができた」と満足そうに話した。
各部門の優勝チームは次の通り。
キャリアロボット部門=進修館高校「勘弁してね!」▽ライントレース部門=三郷工業技術高校「チェイサー」
=埼玉新聞2024年8月25日付け15面掲載=
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