少年馬術 岸本(本庄東高)準優勝
成年男子 照井も2位
国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」第5日は11日、霧島市の牧園特設競技場などで行われ、県勢は少年馬場馬術決勝でフュースティンに騎乗した岸本レイナ(本庄東高)が最終得点率67・941で準優勝。成年男子馬場馬術の決勝ではフュースティンに騎乗の照井駿介(ドレッサージュ・ステーブル・テルイ)が同68・235で2位になった。
フェンシング成年女子エペは決勝で高橋(日大)・伊達(日体大)が福井の佐藤・渡辺に0―2で敗れ2位。バレーボール成年女子は3位決定戦で埼玉(埼玉上尾メディックス)が鹿児島を3―2で破った。
想像以上の銀メダル
少年馬場馬術 最終得点率67・941で準優勝した埼玉の岸本レイナ=霧島市牧園特設競技場
少年馬場馬術は、埼玉の岸本(本庄東高)が最終得点率67・941で準優勝。「入賞できればいいかなぐらいに思っていたから準優勝は想像以上だった」と銀メダルを首に下げながら満面の笑みを見せた。
少年馬場馬術は、常歩(なみあし)、速歩(はやあし)、駈歩(かけあし)の3種の歩き方でさまざまな運動を演じながら馬を調教し、騎手の技量を競う。
今大会で相棒を務めたフュースティンに岸本が乗り始めたのは今年4月と日が浅かった。それだけに「若い馬でもあるから不安しかなかった」。だが本番では一変。「馬がスムーズに動いてくれて手応えがあった」と好感触に岸本も冷静に演技をこなした。
両親の影響で生後2カ月程度から馬に触れるなど、身近な存在。「日頃から馬と触れ合って仲良くなることを大切にしている」。常にコミュニケーションを大事にしたことで馬が大一番で応え、今大会の準優勝に導いてくれた。「(照井駿介)先生みたいにアジア大会に出てみたい」と銀メダルを励みにさらなる高みを目指す。
信頼構築で人馬一体
成年男子馬場馬術は埼玉の照井が準優勝。「馬にとってみれば、低いクラスから始まってセントジョージまで成長して2位を取れたことはいい結果になった」とほほ笑んだ。
「新しい会場で観客が多くて(馬が)周りを気にするかなと思ったけど期待に応えてくれた」と納得の演技だった。2018年のジャカルタ・アジア大会で4位入賞するなど経験豊富な照井の技量と、馬のフュースティンが落ち着いた動きを見せて銀メダルに輝いた。
フュースティンに騎乗して3年がたち、信頼関係は強固なものとなった。「(馬が)緊張していて最初はそっと乗らないといけなかったけれど、今は攻めた乗り方ができるようになった」と人馬一体を実現するまでの関係性に成長した。
=埼玉新聞2023年10月12日付け7面掲載=
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