2025年2月27日配信
高校選択は学びの場を決める重要な決断
2月15日、春日部高校で1、2年生を対象とした学校説明会が開催されました。
説明会に先立ち、授業見学の時間が設けられましたが、今回は説明会よりも授業見学に重きを置く参加者した人も多かったのではないかと感じました。早い時間から見学に訪れて親子が多く、見学するだけでなく、まるで授業を受けているかのように真剣に見入る姿がとても印象的でした。
また、当日は図書室も開放されていたのですが、説明会が始まるまでの時間を利用し、積極的に本を手に取るなど、春日部高校を目指す中学1、2年生の皆さんの意欲の高さをうかがうことができました。
説明会では、まず角坂清博校長が春日部高校の特色について説明しました。大学受験を見据えた学習や進学対策が求められる一方で、高校生活の3年間を自分らしく生きることの大切さにも触れ、これらを両立できる環境が春日部高校には整っていることを強調しました。また、同校では98%の生徒が部活動に加入しており、文武両道を実践していることも紹介されました。
続いて、中島弘樹教頭が入試に関する説明を行いました。令和9年度から高校入試制度が変更されますが、春日部高校を目指す生徒には、今までと同じように学習に励むようエールが送られました。また、高校選択は3年間を過ごす学びの場を決める重要な決断であるため、後悔のない選択をしてほしいとのメッセージが伝えられました。
最後に、PTAの代表者が登壇し、保護者の視点から春日部高校の魅力を語りました。生徒が頑張れる環境や個性を尊重する風土があること、保護者が安心して見守れる環境が整っていることなどが紹介され、来場者にとって安心材料となりました。
また、春日部高校では、大学進学に向けた学力の向上だけでなく、各界で活躍するOBによるサポートや教員による手厚い進路指導が行われています。これにより、大学進学後に「何となく過ごしてしまった」「自分が何をしたいのか分からない」といった状況に陥らないよう、大学選びの段階から様々なサポートがされているとのことでした。
カリキュラムにおいては、2年生までは共通のカリキュラムで学び、3年生になると文系・理系に分かれます。これはリベラルアーツの実践を意識し、芸術を含むすべての教科をバランスよく学ぶことを目的としています。また、長期休暇中の講習も充実しているほか、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)探究活動が週に2回実施され、大学レベルの研究活動に取り組める環境が整っているとのことでした。
今回の春日部高校の説明会は、単なる学校紹介にとどまらず、実際に学ぶ環境や教育理念を体感できる機会となりました。生徒たちが主体的に学び、成長できる環境が整っていることが伝わる有意義な説明会でした。(文・根岸孝之)
※このシリーズでは、中学1、2年生向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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夢が進化する第一幕、それが春日部高校。125年を超える歴史と伝統を持つ男子校。校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を実践し、広く社会で活躍できるリーダーを育てる進学校。生徒が主体的に深く考え、アウトプットする力を身に付けることにも力を注いでいます。教科「情報」を含め大学入学共通テストの対策はもちろん、記述、論述問題に十分対応した国公立大学や難関私大の個別入試に対応した授業を行っています。
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