埼玉新聞社 高校受験ナビ

1,2年生対象学校説明会・参加レポート③春日部東高校

2025年3月17日配信

学習・進路面でも着々と成果

 3月8日、春日部東高校において1、2年生向けの学校説明会が開催され、多くの生徒や保護者が参加しました。今回の説明会では、学校の特色や行事、入試制度について詳しく説明があり、在校生からの体験談も紹介されました。

◆竹本淳校長の挨拶

 説明会の冒頭、竹本淳校長より挨拶がありました。春日部東高校は伝統的に部活動が盛んな学校として知られていますが、近年は学習面にも力を入れ、「文武両道」を推進しています。特に、アプリを活用した学習指導やマンツーマンの指導を取り入れることで、生徒たちが入学時の学力を超えた成果を出せる環境を整えているとのことでした。

 また、新しい入試制度について不安を抱える生徒に向けて、「まずは中学校の授業を大切にし、基礎学力をしっかり身につけることが重要」とのメッセージが送られました。

◆在校生による学校行事の紹介

 続いて、普通科2年生の生徒より、春日部東高校の行事についての説明がありました。校則が厳しいと言われる一方で、体育祭や文化祭は非常に盛り上がるイベントで、楽しめる場面も多いことが強調されました。

 この生徒は、オーストラリアでの海外研修にも参加し、日本との文化の違いに驚いた経験を話しました。研修を通じて「自分自身を大切にすること」の重要性に気づいたこと、またこれをきっかけに英語の勉強への意欲が高まったそうです。さらに、現在もホームステイ先と交流を続けているとのことで、国際的な視野を広げる貴重な機会になったことが伝えられました。

◆入試・学校概要について

 次に、生徒募集担当の松口先生より、入試制度や学校のカリキュラムについての説明がありました。学校選びの際には、カリキュラムをよく確認し、どのような学びができるかを理解することが大切とのことでした。特に春日部東高校の人文科は、文系に特化したカリキュラムを提供しており、文系大学進学を目指す生徒にとって魅力的な学科であると紹介されました。

 また、入試制度については、現在の2年生にとっては調査書の書き方が一部変更されるものの、大きな変化はないとのこと。1年生に関しても書式の変更があるものの、特別な準備は不要で、学習の記録(調査書)が活用されることに変更はないので、今の学習を大切にすることが最も重要であると説明がありました。

◆高校1年生による勉強法のアドバイス

 最後に、昨年受験を突破した高校1年生から、受験勉強のアドバイスがありました。実際に入試を経験した先輩たちの言葉は説得力があり、特に「過去問をしっかり解くこと」の重要性が強調されました。来年受験を迎える生徒たちにとって、貴重な情報となったことと思います。

◆参加者の様子とまとめ

 今回の説明会には約100人が参加し、小学生の姿も見られました。在校生は男子生徒の割合が多い春日部東高校ですが、今回は男女比がほぼ同じでした。今のうちから志望校選びに熱心に取り組む生徒たちの姿が印象的でした。

 春日部東高校は、部活動の活発さだけでなく、学習面でも着実に進化を遂げていることが伝わる説明会となりました。入試制度の変化があるものの、「今できることに全力で取り組む」ことが大切であるというメッセージが強く響く内容でした。参加した生徒たちにとって、進路を考える上で非常に有意義な機会となったことと思います。(文・根岸孝之)

 

 

※このシリーズでは、中学1、2年生向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

関連記事

1,2年生対象学校説明会・参加レポート

①川口北高校

②春日部高校

 

サイト内の春日部東高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ2024~

〇入学時、同レベルの他校より高い進路実績の理由は、5教科をしっかり学ぶように組まれた教育課程、55分授業+カセット方式の採用(土曜日授業ゼロ)で他校より多い授業時数にあります。〇部活動も非常に活発で、昨年度は運動部20部活中19部活が県大会以上に出場、野球部は全国高校野球埼玉大会で公立高校唯一のベスト8入りしました。陸上部は全国大会常連校です。〇文系科目に特化した教育課程の人文科を併設しています。

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP