合格率約14%の難関試験「日商簿記1級」(日商1級)と「全国経理教育協会簿記能力試験上級」(全経簿記上級)に、県立狭山経済高校の3年生、内田煌成さん(18)と白砂(しらすな)あやかさん(18)が合格した。2人は同校の簿記部で切磋琢磨(せっさたくま)し、国家試験である税理士試験の会計科目2科目にも合格。「勉強の成果が報われてうれしかった」と喜びを語った。

(左から)簿記部の内田煌成さん、白砂あやかさん、顧問の木田大輔教諭=21日午後、狭山市稲荷山
2人が受験した日商1級は合格率14・0%、全経簿記上級は14・4%で、高校生の合格は非常に難しいという。税理士試験は11科目~5科目に合格することで税理士資格を得ることができ、2人が合格しているのは簿記論と財務諸表論。同部で在学中に2科目合格したのは計4人になった。2人は1年の秋ごろから受験の準備を進め、顧問の木田大輔教諭(44)からの「風呂、トイレ、寝る時以外は勉強」という教えを守り、早朝や放課後の部活、自宅でも勉強を続けてきた。
2年生時の受験では、内田さんは税理士試験で簿記論に合格したものの財務諸表論で不合格、白砂さんは日商1級に2点足らずに涙をのむなど、挫折も味わった。白砂さんは、「向いていないのかなと諦めようともした」というが、木田教諭の励ましもあり、3年生で見事合格をつかんだ。内田さんは簿記部での勉強について、「勉強法や分からないところは教え合った」と振り返った。
将来について内田さんは、「的確なアドバイスをして、感謝されるような税理士になりたい」。白砂さんは、「公認会計士になって自立して、親に恩返しがしたい」と話した。木田教諭は、「(簿記が)好きなだけではここまでできない。泥くさく頑張る姿に心打たれた」と生徒を激励した。
=埼玉新聞2026年1月25日付け11面掲載=
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