序盤の説明会や個別相談の予約は苦戦
入試範囲は拡大
令和4年度県公立高校入試はどういう状況だったかを確認しましょう。
一言で言うと引き続きコロナ禍の入試でした。
例えば私立高校の入試では、昨年に引き続き、学校説明会や個別相談会の予約が、なかなか取りにくいという状況がありました。早い方は、夏前から予約を取っていましたが、それ以降、予約に苦戦したかなという方もいたと思います。
また出願も、インターネット出願が普通になりました。私立高校でも追試験が行われ、感染状況等によって、追試験の方に回って受験スケジュールを変更しなければならなかったケースもいくつか見られました。
県公立高校の話に戻ります。県公立高校の出願は、原則は中学校経由の郵送による出願で、わざわざ学校の窓口に行かずに郵送で出願が行われました。
試験当日の塾の先生の激励等は、当然ですが、密を避けるためにありませんでした。合格発表は、基本的にインターネット発表を確認し、合格した方のみが、高校に行って手続きをするという、実に静かな入試が行われました。
そして県公立高校でも追試験に回らざるをえなかった受験生もいたというのが今年の入試の状況でした。
◆削減範囲が元に戻り、新単元の出題も
前年度の入試は、コロナ禍による一斉休校の影響もあって、一部の範囲が削減されていましたが、今年度は一斉休校等がありませんでしたので、その削減された範囲が元に戻っていました。
それに加えて、今年度の入試は、学習指導要領の改訂後の初年度となり、新たに加わった単元がありました。その単元もしっかり出題されていたので試験験範囲が広がったという年になりました。
=スクール21入試情報センター「2022年高校入試報告会」より=
☆次回は、3月31日に
コラム「倍率でみる近年の人気校の傾向」を配信します。
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